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2019.03.27 夜

菰田シェフの新たなる挑戦@4000 Chinese Restaurant

中華料理

六本木・麻布・広尾

30000円〜49999円

★★★★☆

場所は南青山、隠れグルメストリートである日赤通りにできた中華料理店へ。店の主人は菰田シェフ、あの料理の鉄人「赤坂四川飯店」の陳建一氏に師事し、2001年からは「szechwan restaurant陳」の料理長として活躍したバリバリの中華料理人でございます。2017年の独立し火鍋専門店をオープンさせて周囲を驚かせたが、やはり彼の本能は本格的な中華を作りたいと思わせたのでしょう。こうして、2018年の末に『4000 Chinese Restaurant(ヨンセン チャイニーズレストラン)』が誕生した。

ネーミングは彼が作り続けた四川料理に由来するが、その料理はその枠にとどまらない。四川というよりも中国4000年の歴史に由来しているといったほうが納得感があるかも。それくらいクリエイティビティが引き出しの多さを感じさせてくれます。幅広い引き出しからコースは、15000円から、22000円、38000円、50000万円と4つの用意があります。

さっそく枠に収まらぬユニークな料理を紹介してまいりましょう。まずはこの車海老の団子、なんと団子を割ると中にはエシレバターが!ソースに黒酢を使うことで、中華とのブリッジをしっかり作ります。

A5の山形牛のヒレ肉の料理も同様で、北京ダック風に仕上げてくるのが面白い。

逆にフカヒレの料理においては、醤油ベースのソースで中華からわざと遠ざけているかのよう。

真っ黒な点心などはトリュフを練りこんでおります。中華料理の枠をあの手この手ではみだそうとする、そんな挑戦的な料理が次々と並びます。

スペシャリテとなるのはホイコーロー。もちろん、普通のホイコーローではない。その素材として採用されたのは、十勝ファームで育ったマンガリッツァ豚。ハンガリー固有の希少種の豚で、普通の豚肉よりも霜降りの率が高いそうです。まるで牛肉のような肉質で、しかも栄養価が高いというおまけ付き。

味付けは甜麺醤ではなく、ニンニクの旨味や豆板醤の辛味が担当。最後のタイミングでもついつい食が進んでしまうように仕掛けられております。

中華っぽくない食材には中華のエッセンスを、中華っぽい食材には和食やフレンチのエッセンスを。四川料理を極めた菰田シェフ、これからも面白い料理を作り出してくれそうだ。ご馳走様です。

4000 Chinese Restaurant
050-5597-3644
東京都港区南青山7-10-10 パークアクシス南青山7丁目 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130703/13229559/

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