2019.03.05 昼 濃厚ではなく濃密、この言葉がお似合いの煮干そば。@中華そば いづる ラーメン・つけめん 浜松町・田町・品川 1000円〜2999円 ★★★☆☆ 濃厚ではなく濃密、そんな言葉が似合う煮干そばに出会った。場所は大門にあるラーメン店『中華そば いづる』。 オープン前から行列ができるほどの人気だが、彼らの目的が煮干そば。というのも、メニューは煮干そばしかないから。ただし、普通の「煮干しそば」と「濃密な煮干しそば」の2つがございます。濃厚ではなく、濃密な煮干しそば。今回はこの謎に迫ってみたいと思います! 色は完全に緑色、いや煮干し色に染まります。粘度も非常に強く、麺にしっかりと絡みつき色移りしております。煮干し特有の苦みはもちろん塩分など様々な味覚が脳を刺激して、間違いなくパニック状態に陥ります。 確かに厚みを感じさせる濃厚ではなく、密度を感じさせる濃密という言葉がぴったり。身も肝も骨も全てが溶け込んだような印象です。煮干し好きなら避けて通ることはできないでしょう。煮干しが苦手な方は、君子危うきに近寄らずを徹底ください。麺も具材も飲み込んでしまうかと思いきや、パツパツ系のストレートの麺も互角の戦いを挑みます。 この戦いに勝利した後も油断をしてはいけない。カウンター200円を置けば、「和え玉」との延長戦がスタート。構成要素は、刻み玉ねぎと角切りのチャーシュー、そこに当然のように魚粉がトッピングされます。 タレの油加減もいい具合で適度に絡み、癖になる味わいを作り上げる。細麺と中太麺が選択できますが、個人的には表面積の多い細麺のほうが相性がいい。濃厚な煮干しそばに延長戦の油そばに、濃厚ではなく濃密な時間になりました。ご馳走様です。 — 中華そば いづる東京都港区芝大門2-1-18https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13204179/