すだち蕎麦が有名だが、鴨の蕎麦もまた美味い。@打心蕎庵

下北沢にある蕎麦の名店『打心蕎麦』へ。サブカルな街のイメージですが、駅から少し離れた名店は純和風の雰囲気を持っており、中庭では季節を感じる景色をのぞくことがでいます。また、外観だけでなく内装や調度品にも行き届いており、洒落た空気感はやはりシモキタという感じがしてまいります。

打心蕎麦といえば、すだち蕎麦が有名ですがこれは夏のメニュー。通年の人気メニューといえば京鴨をつかったお蕎麦で、今回はその鴨そばをいただいてみましょう。

鴨汁は醤油がきりっと効いたもので、出汁の風味が後から追いかけてくるような印象。話は前後してしまいますが、食後の蕎麦湯が絶品でございました。また、厚めのカットが印象的な京都産の鴨、この延長からか九条ネギや原了郭の黒七味など京都のニュアンスを強く感じるものでした。

蕎麦自体はざらつきのある細めのシルエット。おかげで出汁の吸収率が高いのか、一体感をばっちり感じることができます。風味が豊かなのでざるでもいいかもしれないが、何かと合わせるのに相性が良さそうな印象です。

店内には大きな石臼が見えますが、これで打ちたてものを用意してくれているのでしょう。まさに心を打つ蕎麦がここにはございました。

—

打心蕎庵
03-5431-0141
東京都世田谷区代沢3-7-14
https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131802/13028732/