2018.09.08 夜 フレンチの名店「エクアトゥール」。次なる挑戦は中華料理!!@夏零 中華料理 六本木・麻布・広尾 30000円〜49999円 ★★★★★ フレンチの名店「エクアトゥール」の次なる挑戦は?毎年夏になるとエクアトゥールはその姿を変えます。昨年までは「カゲロウ」と名前を変えてイタリアンを提供していたが、この店は西麻布にスピンオフして常時の店舗へ。今年はどうするのかと思ったら、なんと中華料理店へと姿を変えました!名前は『夏零』、これで”かりん”と読むそうです。零というゼロを表す言葉は、エクアトゥールの赤道という意味を意識してのネーミングでしょうか。 エクアトゥールの最大の魅力は唯一無二のソース使い。もともとジャンルを超えたソースの作り方で、中華のエッセンスも含まれていたと思います。そういう意味ではエクアトゥールの料理の延長として、全く違和感がなく料理を受け入れることができました。むしろ、中華というカテゴリーにしぼることで、その魅力を深化させていたとさえ感じます。 例えば、「伊勢海老」の料理。カラスミと黄ニラを使ったソースでエビの淡白さをフォローしているのはさすが。 メインの「和牛の頬肉」も同様で、淡白な肉質を黒酢のアクセントで上手にカバーしておりました。 冷製の「担々麺」は、ソースなのかスープなのか。和牛のざぶとんに雲丹とキャビアがどっさり入っておりますが、ラー油の存在が確認できなければ中華と認識できなかったかも。笑 いわゆる中華の王道料理にはオリジナリティーが加わる。中華食材のフカヒレをフリットし、中華の味付けである油淋鶏の風味を組み合わせるというユニークさ。 「牛タンの回鍋肉」は山椒のアクセントを、「小籠包」はスープ仕立てにと次々のエクアトゥール流の中華を楽しませていただきました。 メインは紹介済みの頬肉を含めて4種類の提供があります。もちろんすべていただきますよ!細麺にたくさんのカラスミが絡む「焼きそば」、 白子の旨味とスパイシーさを合わせて「白子の麻婆豆腐」、 そして、胡椒の香りが心地いい「炒飯」といただきます。 どこの中華料理でいただいてもスペシャリテになるクオリティーです。もしかして、夏零もいつかスピンオフですか!? — 夏零https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13224230/