2018.06.26 夜 鱧、鮎、鰻の食べ比べ!!@喰善 あべ 日本料理 銀座・新橋・有楽町 30000円〜49999円 ★★★★★ 銀座にある日本料理店『喰善 あべ』へ。店に入った第一印象は京都に来たような空気感。後から聞けば、内装は京都の著名なデザイナーさんによるもの。大将ご自身も京都の名店「草喰なかひがし」で腕を磨いた経験があるそうです。肌に感じた空気感の理由がわかったような気がします。 料理もお椀で白味噌を使うなど京都のエッセンスを強く感じます。このお椀には季節の野菜である冬瓜を使うなど旬を切りとります。食感はポタージュスープのようなとろみは個性的です。 美しく盛り付けられた八寸も同じく季節が感じられます。特に脂のたっぷりのった鰯の燻製(一番右下)はお気に入りです。 実はこの日は常連さん会の末席に座らせていただいたので、季節の食材の主役達の食べ比べというスペシャルコース!まずは「鱧」からスタートです。徳島産と天草産の食べ比べで、徳島は身がしっかり、天草のほうが脂がしっかりという感じ。意外とその場で食べ比べってないので、それぞれの個性がみえるのが非常に面白い。鱧はこの後、新玉ねぎと一緒に鍋でもいただきました。 そして、続く食べ比べは「鮎」。金魚鉢に入った登場した鮎達はとても活きがいい。今度は安曇川、上桂川、四万十川の3種。安曇川は鮎らしい苦味が感じられ、上桂川はふわふわな食感が特徴的。四万十川が一番オーソドックスだが、みんな違ってみんないい。火入れはかなり時間をかけて入れているが、それぞれの個性は全く失われていません! まだ終わらないですよ!今度は「鰻」の出番で、この子達の出身地は熊本と千葉県の富津。しかも、白焼きと蒲焼きの食べ比べ付きです。笑 我が地元に近い富津だが、地場の鰻があるのは知らなかった。少し磯っぽい香りが特徴的だが、悔しいけど熊本の鰻に軍配。共通しているのは、皮をかなり強めに火入れしている一方でふわふわな食感が残ること。単純に素材の比較できるよう、素材の良さを最大限引き出してくれております。 食べ比べが終わったら店の中央に3つも並べられたおくどさんの出番。これを目当てに通う人がいるほど評判がいい。 炊きたての煮えばなからお焦げまで楽しめます。ご飯のお供も、めざし、明太子、お漬物、じゃこ、卵とバリエーション豊富。一体何杯食べたのだろうというぐらいおかわりをいただきました。笑 — 喰善 あべ03-3572-4855東京都中央区銀座5-6-10 都ビル 4Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13162190/