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2018.04.21 昼

これはラーメンではありません!出汁が主役の麺料理だ!!@おだしと小麦一三〇

ラーメン・つけめん

京都市

1000円〜2999円

★★★★☆

「弊店はラーメン屋ではございません。」カウンターに座って最初に飛び込んできたのがこの文字。京都の一乗谷にある麺料理の店ですが、主役は麺ではなく出汁。そのコンセプトは『おだしと小麦一三〇』という店名にもしっかり込められております。勘違いして来店された方はラーメン屋へ行ってくださいとまで書かれる徹底っぷりです。近くに天下一品の総本店があるのも面白い。ここでいうラーメン屋は天一を指しているのでしょうか?笑

メニューも塩や豚骨といったラインナップではなく、あくまで出汁で注文する仕組み。メニューは日々変わるようですが、この日は「鰆」「焼きアゴ」「鰹」が選択肢。最高級の昆布や本節を使ってひいた出汁がベースになっているそうです。それぞれの特徴は聞けば教えてくれるので気軽に聞いてみましょう。一番力強いという鰹出汁をいただきました。ちなみに、サワラは甘さ、焼きあごは香ばしさを楽しめるそうです。

まずはシルエットをご覧ください。もう麺と出汁しか存在していません!出汁にこだわるラーメンは珍しくはないが、ここまでラーメンの要素を排除したのは珍しいですね。出汁が主役の麺料理だなんて、京都で生まれるべくして生まれたものですね。出汁は繊細さの中に確かな力強さが感じられます。ただただ静かに美味いです。

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ちなみに、物足りない人には梅の用意もありますよ!

出汁が主役とはいえ麺にも強いこだわりが見られる。小麦粉の風味がしっかり感じられ、食感もしっかり感じられます。国産小麦や生卵に加えて、蕎麦粉を入れているってのが新鮮です。これが日本料理感を強めているのかもしれません。

出汁にこだわるのだからご飯メニューの「削りたて鮪節ご飯」だって美味しいはず。結論からいうとこれが大成功!!節だけで食べると舌の上でとけていく繊細さを感じる削り節。ここに垂らした醤油とわさびの相性がよすぎます。これを食べていると、いつのまに麺料理をお椀代わりに食べていることに気づきます。一周回って麺料理の魅力を再発見してしまいました。

おだしと小麦一三〇
京都府京都市左京区一乗寺樋之口町27 コーポラス禅 1F
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260303/26023624/

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