やりたいことは全てやった。カリスマシェフの集大成がこれだ！ @テストキッチンエイチ

「やりたいことは全てやった。」これは料理界のカリスマと呼ばれたイタリアンの山田宏巳シェフ。料理人人生５０年の集大成に青山に『テストキッチンエイチ』をオープン。そのお祝いにとかけつけたプレオープンのディナーにてシェフの口からでた言葉でございます。

店に入ってまず目に飛び込んでくるのは圧倒的な存在感のキッチン！！そもそも青山という好立地とは思えない大箱のレストランですが、その中にあってキッチンがまるで大きなステージのようです。食事後にキッチン探索をさせていただきましたが、豪華な機材達はシェフのやりたいことを具現化した舞台装置といったところでしょう。

料理にもこの言葉のエッセンスが込められる。最初の料理はキャビアをのせた冷製パスタ。器だけでなくフォークもキンキンに冷えてます。これが、パスタ10g、キャビア20gと完全に主従が逆転した一品。パスタに塩味を加えるというより、キャビアの塩味を紛らすのがパスタといった感じ。やりたいことをやるヒロシェフはただただ豪快でございます。笑

今度は生ハムとチーズ！と思いきや、これは野菜がたっぷり入ったチーズスープでございます。先ほどの冷製のパスタにたいして、今度は温度のある料理が提供されます。それにしても生ハムが美味しいっす！！

またまたパスタの出番。平打ちのパスタに、バターで風味づけした椎茸が存在感を発揮します。だが、主役はご覧いただいた通りのカラスミちゃんでございます。最初からたっぷりのカラスミがかけられておりますが、さらにカップ一杯のカラスミを提供。追い鰹ならぬ追いカラスミでございます。やっぱり、やりたいことをやるヒロシェフはただただ豪快でございます。笑

宮崎牛のメスのイチボがメイン。これも舞台装置として用意された機材が実現する薪焼き。薪の水分がジューシーに仕上げてくれるんですよね。その香りもまた格別でございます。

これで終了かと思いきや、またまたパスタの出番でございます。最後は定番のアラビアータで締めます。このイタリア版ナポリタンともいえるこのパスタは１００%イタリアの食材で作られております。トマトの果実感などたまりません。

デザートは５種から選ぶ仕組み。どれにする？なんて、シェフ、それは愚問でございます。シェフが「やりたいことを全てやった」なら、我々も「食べたいものは全て食べなきゃ」ね！！当然すべてのデザートをいただきます。改めて、ヒロシェフおめでとうございます。

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テストキッチンエイチ
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