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2018.03.19 昼

常識を壊す田舎そばにびっくり!@吟八亭 やざ和

そば

千住・綾瀬・葛飾

3000円〜4999円

★★★★☆

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食いしん坊達が「亀有」と聞いて最初に思いつくのは、こち亀ではなく『やざ和』です。東京はおろか全国から食通が集まる蕎麦の名店で、その創業年は1976年だとか。ちょっと調べてみると、こち亀が始まったのも同年と、何かの運命を感じずにはいられませんね。笑 亀有が誇るビッグコンテンツが2つも同時に産声をあげたんですね!

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そのこち亀達のキャラクターのいる駅から徒歩5分ほどの場所。木を中心にした作りなのだが、なんともいえない独特の雰囲気の外観。

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暖簾をくぐりと、また階段の手前に暖簾。さらに、二階の入り口の手前にまた暖簾と、計3度も暖簾をくぐって店にたどり着きます。最後の暖簾の手前に置かれているのは石臼。ようやく蕎麦屋にきた実感がわいてきます。

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メニューはその石臼を使った「せいろそば」と手引きの「田舎せいろ」が基本。初めての店では「せいろ」を食べたいし、限定20食という田舎も断然気になります。「そばがき」も当店自慢と書かれていれば、いよいよ悩みが深くなります。ところが、そんなミトミえもんに助け船。「そば道楽」なるぴったりのメニューを発見!こちらは「そばがき」「せいろ」「田舎」の3点セットでございます。 

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まずは、そば粉入りの湯に浸って提供される「そばがき」。お餅のようなねっとりした印象だが、口当たりは非常に柔らかい。甘めで濃厚なつゆをかけると、とろけるような食感になるのが不思議。山葵や薬味もいいアクセントになります。

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今度は「せいろ」の出番。蕎麦は二八で打っているそうだが、ざらつきのある舌触りで風味は十割並みに強い。つゆも出汁や醤油が強めに効いているのに、それに負けない風味が感じられます。石臼でゆっくり手引きすると熱で蕎麦の風味を劣化させるようなことがなく、蕎麦の風味をキープすることができるんだそうです。 

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だが、本当に驚いたのは「田舎」を食べたとき。田舎そばというと、普通は風味が強いぶん太くがっちりしているイメージ。それが魅力という人もいるが、個人的には苦手なアウトプット。だが、やざ和の田舎そばはそんな常識を壊してくれます。ざらりとした穀物感は田舎そばそのものだが、せいろそばのような細切りのシルエット。 

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せいろでも十分に感じられた風味はなんだったのかと思うほど、喉を越すたびに、噛みしめるたびに口や鼻に蕎麦の香りが抜けていきます。これほど蕎麦を感じた経験は数えるほどしか思いつきません。山葵ではなく、大根おろしがついてくるのもポイントです。 

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店内を見渡すとどこかしこに見えるのはバイクの存在。愛車のハーレーに乗って、全国のお蕎麦を訪ねて歩いているらしい。本日は「そば道楽」なるメニューをいただきましたが、本物のそば道楽は間違いなくここの店主さんだ。 

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吟八亭 やざ和
03-3690-8228
東京都葛飾区亀有1-27-8
https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132403/13003083/

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