女性店主らしさが際立つラーメン！＠まめよし

有楽町駅前。駅前の再開発でだいぶイメージは変わったが、やっぱりどこか男くさい街だ。いまだガード下に交通会館など昭和の空気を漂います。このエリアでラーメンを食べるといえば男くささの二乗になります。男くさい街で男くさい食べ物をいただきます。

ランチで訪ねた『まめよし』。昭和の香り満点の駅前の三角地帯にあるラーメン店。焼き鳥さんを間借りしたお昼だけの営業スタイル。

さらに水木金のみの営業となかなかレアな出現率です。だが、もっとレアなのは店主が女性ということ。ただでさえラーメン店の店主の女性は少ないが、この男くさい有楽町で細腕を振るのは激レアの貴重な店ですね。

メニューはしょうゆラーメンのみ。
見た目はどろっとした印象だが、魚介、豚骨、鶏を使ったバランスのいいスープ。口当たりがあっさりしているのは、香味野菜などの存在のおかげでしょうか。よくかき混ぜることを推奨しているのは魚粉など顆粒状の調味が多いということでしょう。煮干しっぽい味が口の中に広がります。そして、清涼感のある食後感を作っているのは柚子。こういった方向性に女性的なものを感じます。

麺は浅草開化楼製の中太のストレート。少しコシを感じる食感は懐かしい中華麺を想起させる安心感のある麺。具材はチャーシュー、メンマ、海苔など一般的だが、薬味には切り方の違うネギが用意されるなど仕事の細かさが伝わってきます。

男くさい環境なだけに、その女性らしさが際立つラーメンでした。

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まめよし
東京都千代田区有楽町2-8-4 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13175901/