せっかくのコンセプトがもったいない！@立天○

日本生まれの言葉「もったいない」ノーベル平和賞を受賞したケニア人のマータイさんが広めることを提供した言葉。でも肝心の日本人が忘れがちな精神だったりします。悲しいことに一人当たりの食料廃棄率が世界一なんです。グルメを趣味とする以上、もう一度しっかり向き合わなくてはならない課題ですね。

さて、ランチでふらっと入った新橋の天ぷら屋の『立天○』。看板には「山陰もったいないプロジェクト」の文字が乗っかっております。何が「もったいない」のでしょうか？まさか立ち食いの天ぷら屋なので椅子を設けるのがもったいないという話ではないでしょう。山陰発の居酒屋「炉端かば」が提案する新業態で、地元で獲れた値段のつかない魚を安く提供しているのだ。日本ってちょっと傷ついたくらいで売り物にならないですから。素敵なコンセプトですね。

ほとんどのタネは100円程度で、河豚、のどぐろ、蟹などの高級食材もが200〜300円程度と破格で提供しています。ランチでは、茄子、烏賊、海老、鱚、卵など８種の「上天ぷら定食」を800円で提供しております。

肝心の味ですが、どうしても油の強さが気になってしまいます。ご飯は固め、味噌汁はインスタントに近い印象。コンセプトは素晴らしいぶん、もう一歩も二歩も頑張ってほしいものです。そうでないと、せっかくの素敵なコンセプトがもったいない。 

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立天○
03-3431-0118
東京都港区新橋3-15-7
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13189006/