2017.01.22 夜 浅草の地下。そこはタイランドに続く入り口だった!@モンティー 世界料理(アジア) 上野・浅草・日暮里 3000円〜4999円 ★★★★☆ 地下鉄銀座線の浅草駅には異世界への入り口がある。古い地下街は日本とは思えないようなカオス状態。その中でも一際異彩を放つのがタイ料理店の『モンティー』。掲げられたタイの国旗の周りにはダンボールが無造作に積まれ、お世辞にも綺麗な環境とは呼べない。それでも客層には女性が多いのがまた面白い。 彼女たちの目的は本格的なタイ料理を食べること。日本人向けに調和しようとしない容赦のない辛さが皆を引き寄せるのだ。ナンプラーやパクチーって苦手なんだよね、なんて人は大至急Uターンすることを勧めたい。 例えば、「クン・チェー・ナンプラー」。星型に盛り付けられた海老のナンプラー漬け。さっと湯に泳がせた海老はナンプラーをしっから吸い込み酸味を獲得。ここに青唐辛子などで圧倒的に辛さを手に入れた海老は攻撃力が最強に。汗と涙で顔がぐちゃぐちゃです。これがモンティーの世界だ!アドバイスができるなら、唇を使わずに噛むことくらいだ。 トムヤンクンも力強い。辛さも酸味も史上一番のレベル。ココナツミルクの味も感じるが、チリやレモングラスが圧倒的な存在感を放つ。辛さが落ち着いてくると海老のもつ旨味に気づきます。現地で食べたことはないが、現地の味という印象です。あー、舌が痛い。笑 一方で「ムータッカイ」や「カオマンガイ」は全力で癒してくれる。これはタイ版の飴と鞭ですね。。前者は豚ひき肉とレモングラスをレタス包んだ料理でレタスとか豚肉が癒してくれます。 カオマンガイは説明不要な王道料理。「マン」とは脂で包み込むという意味であるがオイリーに仕上がったジャスミン米がうますぎます。鶏肉の柔らかさも素晴らしい。これ美味すぎる!もしかしたら辛さとのコントラストも影響してるのかも。 最後はグリーンカレーで食べ納め。チキンもいいが野菜が甘さがきっちり感じられるのがいいですね。特にナス!全体的にもちろん辛いんだけどココナツの甘みが辛味とうまくバランスをとってくれます。 浅草の地下街のカオス。近寄りがたい空気はありますが、是非タイランドに続く入り口の扉を開けてみてください! — モンティー東京都台東区浅草1-1-12https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13030791/