2016.09.19 昼

大行列必至！福岡のスパイスカレーの雄。@GARAM

カレー

福岡市

〜999円

★★★★☆

私は待ちました。いつまでも待ちました。列は遅々として進まず、雨も降ってきて心が折れそうになりました。これが東京ならきっと出直したでしょう、これが海外なら不安で押しつぶされていたでしょう。雨にも負けず、風にも負けず。宮沢賢治の気持ちがわかりました。

待つこと一時間半ようやく入店した店は『GARAM』

席はたったの６つ。一回転約３０分くらいで回転していくイメージです。並んだときが13人待ち。なんてこったの三巡目です。ドラフトを待つ球児の気持ちがわかりました。

メニューはチキンとキーマとガラムの３種。鉄則は店の名前を持つメニューを頼むのだが、待ちすぎて頭がおかしくなったのか「チキンカレー」を注文。アルファベットの「GARAM」とカタカナの「ガラム」がリンクしなかったんですよね。

だが決して後悔するべきことではない。スープ状のシンプルなスパイスカレーだが、複雑にスパイスが絡み合い舌ではなく体に辛いカレーが完成している。選択したチキンはよく煮込まれて柔らかくなり、その旨味をしっかりカレーに還元しています。

トッピングであるアルブルタ（マッシュポテト）とアチャールと混ぜ混ぜすれば楽しみの選択肢が広がります。ベースの辛さにマッシュポテトは甘味を、アチャールは酸味を加えてくれる。

大阪で広がるスパイスカレーと同様のジャンルという印象。インドカレーでも日本のカレーでもなく、「スパイスカレー」という新しいジャンルだ。この種のカレーの構成は素人には説明できません。スパイスの調合の試験があったら絶対落ちる自信があります。

ここ「GARAM」は、福岡でのスパイスカレーの走りなんて話も聞いたことがあります。次は忘れ物の「ガラムカレー」を食べにきたいと思います。福岡のカレーは楽しそうだ！

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