2016.09.06 昼 「丸静の鰻!!存在感のある親父さんが今日も鰻を焼く!」@丸静 鰻 築地・湾岸・お台場 3000円〜4999円 ★★☆☆☆ 日本食の文化の一旦を担った築地が移転する。数ヶ月の延命があったが、歴史を作った木造建築群がなくなることは避けられない。 だが、築地市場が移転しても周辺の文化はきっちり残る。市場自体は開設から約80年たつが、その間に周辺も市場の影響を大きく受けている。 市場から少し離れた場所にある『丸静』。同じく古さを感じさせる建築で、親父さんが今日も鰻を焼いている。この存在感のあるご主人も築地の文化の一部だ。 メニューは特上や上といった表現はしない。古代の氏姓制度がメニューになっている。 例えば、「王(おうきみ)」、「尊(みこと)」、「臣(おみ)」といった感じだ。王が半身を4枚、尊が3枚、臣が2枚と差をつけている。偉い人はいいもの食べれます。 平民のミトミえもんは「臣(おみ)」をいただきます。鰻は下準備は終わっているので提供は早い。注文後に軽く蒸してから強く焼き上げる。 江戸前らしいふっくら蒸した鰻で、ご飯もかなり緩めの炊き具合。まるで飲み物のように食べれちゃう鰻重でございます。表面は強く焼いたためにパリっと香ばしく、これが重要なアクセントになっていますね。 次から次にやってくるお客さん達。親父さんとの会話に親しい距離感を感じます。築地が移転してもこの文化はしっかり残りそうです。 — 丸静東京都中央区築地6-12-10https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131301/13002299/