2016.07.31 夜 まさか「天ぷら」がとける衝撃を味わうことになるとは、、、@美かさ 天ぷら 川崎市 10000円〜29999円 ★★★★★ しばし料理の説明に「とける」という言葉を使う。脂ののった肉や魚やデザートなどに用いられることが多い。まさか「天ぷら」がとける衝撃を味わうことになるとは、、、その前に基本情報を。場所は神奈川県川崎市の宮崎台。この立地にあって食通達が押し寄せるという名店。 冒頭の貴重な経験を提供してくれたのは「穴子」目の前で豪快に捌かれる穴子は新鮮そのもの。味も風味も格別。 だが、最も感動したポイントは素材そのものではなく、素材を生かす技術だ。穴子は天台に置かれた瞬間に、「みかわ」の大将のように箸で真っ二つに。 瞬間的に水蒸気があがっていく姿に、天ぷらは蒸し料理であることを再認識させられます。蒸された食材はこの上ない柔らかさを持ち、冒頭の消えていく感覚が味わえる。 このふんわりした食感に穴子の旨味と天ぷらの香り、これは「美かさ」の天ぷらの象徴といっていいだろう。 同じ魚介の「車海老」も中がレアなための柔らかさが素晴らしい。 食材の旨味を衣で守るかのように凝縮されている。さらに、2本目には頭の味噌を残して揚げてくれるので、味のバリエーションをも楽しませてくる。 「キス」においては、開きにせずに閉じたままの姿で揚げられる。 結果として生まれる肉厚がゆえのふんわりした食感は、大将の志向を印象付けます。「めごち」や「鱧」と季節の魚が卓越した技術のもとで展開されていきます。 魚介に目が行きがちだが、野菜の存在も見逃せない。 「生姜」 「アスパラ」 「椎茸」 「丸茄子」 「レンコン」 「茗荷」といただきました。 宮崎台から自宅までの帰路は小旅行のはずがあっという間に帰宅。それほどに火入れの技術は衝撃的だった。。。 — 美かさ044-853-1819神奈川県川崎市宮前区宮崎2-9-15https://tabelog.com/kanagawa/A1405/A140507/14000813/