2016.06.03 夜 「地味だけど安定している。こういう仕事はわりと好き。」@かみその 日本料理 名古屋市 5000円〜9999円 ★★★☆☆ ほぉ、もう鱧の季節ですか。まだ少々早い感じもあったので、思いがけない今年初の鱧との邂逅です。場所は名古屋の日本料理屋『かみその』。通りからは目立たない謙虚な印象の店だ。 お任せで最初にいただいたのが「鱧の焼き霜造り」 骨切りの技術や炙りの程度にも安定感が感じられる。脂が物足りないのは若い鱧がゆえか。ただ、梅肉ふくめお酒のつまみとしてはいい仕事をしてくれます。 この印象は続く。特に「このわた蒸し」がその極みだ。 塩気が強く日本酒との相性は語るべくもないが、茶碗蒸しと一緒に供されるのでバランスはいい。日本料理というよりお酒をいただく店といった感じ。 ご主人の仕事はとにかく丁寧。上品な出汁のタレといただく「穴子大根」、 つなぎに玉子と油のみで作る「海老しんじょう」などがそれを伝える。 接客にもその性格が現れる。向付であるインドマグロをわざわざ出してくれるのには好感度が高まる。 店同様目立ない地味な印象はあるのだが、仕事は非常に丁寧で安定している。食事が主役と考えると少々物足りないかもしれないが、、、 その他、メモ。 「のどぐろの一夜干し」 「蛤椀」 「漬けご飯」 — かみその愛知県名古屋市中区丸の内1-5-17https://tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23000092/