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2016.03.04 夜

「花街」時代の香りが残るちゃんこ屋さんです@ちゃんこ井筒

鍋・おでん

銀座・新橋・有楽町

3000円〜4999円

★★☆☆☆

昔話と自慢話はするなと言いますが、たまにはいいものです。とくに昔話はもう一つの人生を経験したようで面白い。こんにちは、昔はぶいぶい言わせたミトミえもんです。笑

新橋の大衆居酒屋が居並ぶ烏森周辺。その下地は明治時代にできた「新橋南地」と呼ばれた花街。当時は300名近い芸妓がいたというのだから驚きだ。そんな新橋の歴史を語るのに相応しいのが『ちゃんこ井筒』。

看板にはちゃんこだけではなく、やきとりの文字も。人気メニューの1つなのか、ほとんど売り切れ状態。特筆するものはないが、かといって否定するポイントもない。

「とりさし」

「つくねやき」

「からあげ」

主役となる「ちゃんこ」にも鶏ガラスープを使用。出汁が強く感じられます。

醤油ベースのちゃんこ。鶏肉やレバーをふんだんに。相撲部屋発祥だけあってボリュームも十分です。

そうそう相撲といえば店名の「井筒」はもちろん井筒部屋を指す。関係値は聞きそびれましたが、少なくとも井筒部屋のちゃんこなのでしょう。

最も花街の名残を感じさせるのは女将さんの存在。ちゃんこを手ずから作ってくれた女将さん。芸妓としての経歴を持ち、数年前までは着物を着ていたんだとか。ちなみに、ご主人は48年という長きにわたって店から新橋を見守っているそうだ。

ちゃんこ井筒
03-3434-5557
東京都港区新橋4-18-8
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13024969/

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