最近のドラマは池井戸潤さんのドラマが続きましたね~。軒並み高視聴率を叩き出し、逆にテレビ離れはデバイスの問題ではなく質の問題だと証明されました。こんにちは、20年間全部のドラマを見てるミトミえもんです。
池井戸ドラマの中でも、下町ロケットや半沢直樹が最も成功した部類でしょう。その成功の要因に2部構成が挙げられる。1クール(3ヶ月)という時間を区切りクライマックスを2度用意することで飽きを防止させる。また、急激な話題や時間軸の展開がしやすいこともメリットであろう。現在放送中の月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」でも使われた手法だ。
さて、本日のディナーは『日本橋蠣殻町 すぎた』「都寿司」と名乗った日本橋橘町時代。不利な立地の苦労の末、超予約困難店として君臨するまでが第一部ならば、移店という形でスタートしたのが第2部。修行した「蛎殻町 都寿司」の近くの移店ということもあり、名前を本名の「すぎ田」に変更。ここからどんなドラマが描かれるのだろうか。(ちなみに、第一部では参加できず。。。今回が初めての訪問である。)
舞台となるカウンター。直線ではなく端が前にでて大将を囲むような形状。まさに大将の舞台。我々は観客だ。ただ、決して唯我独尊タイプではない。行き届いた目配りは常連たちが席を埋める理由の1つだ。彼の作る雰囲気は客同士にも伝搬する。隣で食事をいただいた、Rさん、Hさんとの会話も最高の夜を盛り上げてくれました。
印象的なのは「温度」への意識。シャリの酢の種類の「すし匠」、シャリの酢の強さの「すきやばし次郎」、各職人の強い意識がアウトプットに表れるが、すぎ田の大将は「温度」だ。
車海老をいただいた時に急にシャリの存在感の強さを感じたが、ネタによってコントロールしているのだとか。
結果強いネタには負けないように、弱いネタには邪魔しないようにと「温度」で調整しているそうだ。
詳細は失念してしまったが、穴子を提供する際も温度にかなり気を使っているらしい。温度が高くなると硬くなってしまうそうだ。
最後に。実は一番大好きなネタは小肌なのです。最初は小肌からスタートするというスタイル、巻物に小肌を提供しているという事実。大好物という意味でもお気に入りの店になりました。
また、気長に予約を待ちたいと思います。第2部のクライマックスは見逃したくないものだ。
以下、つまみメモ。
「セリと椎茸のおひたし」写真なし
「帆立(北海道)」写真なし
「カワハギ」肝醤油で
「蛸の柔らか煮」福井の地辛子で。柔らかさが至極。
「〆鯖 ガリ 浅葱 大葉の巻物」
「真鯛の白子」
「あん肝」甘い味付け!甘味には甘味。甘酒でマリアージュ。
「赤むつ」
「牡蠣の味噌漬け」
「白魚の酒盗」
以下、握りメモ。
「小肌」
「真鯛」
「サワラの藁焼き」辛子
「カスゴの昆布締め」塩で辛さ
「中トロ」
「鯵」
「車海老」温度
「金目鯛」炙り具合が秀逸
「雲丹(青森)」
「ホッキ貝」
「穴子(塩・ツメ)」温度を少しだけ、硬くならないように。
「小肌巻き」
「干瓢巻き」
「卵焼き」
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日本橋蛎殻町 すぎた
03-3669-3855
東京都中央区日本橋蛎殻町1-33-6 ビューハイツ日本橋 B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130204/13018162/