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2016.03.03 昼

広島旋風はカープだけじゃない!名物の汁なし坦々麺が東京進出@キング軒 

ラーメン・つけめん

浜松町・田町・品川

〜999円

★★★☆☆

最近は地方が元気だ。東京がすべてという考え方は前時代的であり、東京至上主義には疑問がわく。ただ、ビジネス上は多くの企業の本社機能、圧倒的な人口などはやはり魅力的なマーケットといえる。こんにちは、千葉出身、神奈川の大学卒、ようやく就職で東京にきたミトミえもんです。

このマーケットを目指して地方の人気店の東京進出も目立つ。もちろん過去も多くの店が東京に進出しているが、これまでは全国チェーンが目立った印象。京都の「新福菜館」、福岡の「かわや」などの個店の進出が特徴的だ。広島からやってきたのは『キング軒』。汁なし坦々麺の王様の降臨である。

注文はもちろん「汁なし担々麺」。というか潔い唯一のメニューだ。

この広島式と呼ばれる汁なし坦々麺には、本場とは違う特徴がいくつかある。

まずは、食べる前に30回以上混ぜる。ネギや肉味噌を混ぜるだけだなく、タレに絡ませるのが目的だ。目安は底のタレが見えなくなるまで。

提供時に参照はかかっているが、さらに挽きたての山椒を加える。もともと香りが強いが、新鮮な花椒の香りは柑橘類らしい香りだ。ここまできて、ようやく箸をつけてみましょう。

0~4辛までの間で辛さを選ぶことができるが、初心者には2辛がオススメとのこと。確かにじわっとくる「辣」の辛味は確認できるが、自慢の花椒の「麻」のほうが目立つ。辛さに自信があるなら、もう少し上の挑戦してもいいかもしれない。

実は麺のほうが好み。細麺のわりにコシがあり、その存在感は坦々麺の強い食材としっかり戦う。通常坦々麺には太麺のイメージも強いが、これは相当ありですね。

さて、再び坦々麺の変化を楽しみましょう。トッピングの温泉玉子につけて食べるのだ。辛味は玉子によりマイルドさを持ち、麻のピリピリが継続する。

そうこう味を楽しんでるうちにあっとういう間の完食。ちょっと量的には寂しいかも。

だが、ここで終わらないのが広島式だ。

最後は「坦々ライス」。ご飯をぶちこんだら、卓上のタレ、お酢、鷹の爪、山椒をかけて出来上がり。タレがなくなるほどかき混ぜたのに、ご飯が色づいていく。

四川料理では麻辣含めて7つの味が重要とされている。その1つに数えられるのは酸味。1つの食事でバランスよく色んな味覚を楽しませてくれる。量的にも少々麺が少ない印象もあったが、麺と飯で量のバランスもしっかりとってくれている。

毎日食べられる坦々麺を目指したというが、確かにこれは癖になりそうだ。

汁なし担担麺専門 キング軒 東京店
03-6452-9330
東京都港区芝公園2-10-5
https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131401/13182569/

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