2016.02.26 夜 冬の季節の京の味。絶品の蟹から伝わる達人の技@京味 日本料理 銀座・新橋・有楽町 30000円〜49999円 ★★★★★ 寒さは体だけでなく心にまで攻撃を加えてきます。ただ、悪いことばかりではない。マイナスが際立つほど、プラスが強調されます。冬の寒さを熱燗が暖め、心の寒さは絶品の料理たちが暖めてくれます。冬の食事が美味しいのは、食材だけでなく気候も関係していると思う。 こんにちは、冬の京味初登場のミトミえもんです。冬の季節の京の味。そうです、今回の感動は「蟹」です。 生とボイルでの提供なのだが、この子達に電撃が走ります。素材の力だけではなく、ちょっとだけ熱を通して粗熱を氷でとった結果なのだとか。急激な温度の変化は味を劣化させるというが、こういうところに「技」が隠されている。 京味には奇をてらった料理はない。「究極の普通」と表現すると悪口に聞こえてしまうだろうか。洗練された技術の先には無駄がそぎ落とされて「普通」になっていくのだと思う。西さん、今日も最高の食事をありがとうございました。 食事リスト「粕汁」「このこ 菜の花」「はまぐりの土手鍋」「蟹 生と蒸し」「フグの白子」「白魚、筍、ぐじの天ぷら」「鯛と伊勢海老のお作り」「ぐじのお吸い物」「合鴨山椒 大根 春菊」「ワタリガニのしんじょ」「鮭ごはん」 — 京味東京都港区新橋3-3-5https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13002887/