2016.02.07 昼 ヒレカツを生んでくれてありがとう!上野御三家のとんかつをご賞味あれ!@蓬莱屋 とんかつ・揚げ物 上野・浅草・日暮里 1000円〜2999円 ★★★☆☆ ヒレカツ発祥の店『蓬莱屋』とんかつ発祥とされる上野近辺にあって、御三家と称される名店の1つである。ちなみに他の御三家は、『双葉』(閉店)と『ぽん多』である。 ヒレカツの誕生は大正という新しい時代と歩みをともにする。ロースではなくヒレを使ったとんかつが大正元年に蓬莱屋で誕生している。その時とんかつの歴史が動いたんですね!時間は11時半。一番乗りで入店してカウンターの端へ。じっくり見学させていただきます。 「ヒレカツ定食」(2980円) 棒状のヒレ肉がまだ汚れていないパン粉の上で服を着ていきます。(この気持ちよさは野球の先発投手のような気持ちですかね。脱線してすいません。)まずは高温の油で一気に揚げられ、低温の油の鍋でじっくり火入れをしていく。 できあがったとんかつ。棒状の形が特徴的。じっくり火入れしている理由の1つでしょうか。濃い揚げ色がつき、薄いパン粉が食欲をそそります。サラサラのウスターソースでいただきますが、タレカツのような趣き。細かいパン粉の中にソースが入り込み、柔らかいヒレ肉との一体感を作り出します。ヒレ肉らしいあっさりした味にぴったりだ。お好みでマスタードなどうまく活用しましょう。 映画監督小津安二郎も愛したという「とんかつ」。メニューからもその愛がうかがえます。 著名な「東京物語」は拝見したことはないが、少なくとも蓬莱屋では東京におけるとんかつの物語を体験することができます。ヒレカツの誕生に感謝を込めて。 — 蓬莱屋03-3831-5783東京都台東区上野3-28-5https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13003598/