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2015.11.29 昼

鰻は待ち時間も楽しむもの。その先にふわふわの鰻が待ってます。@鰻禅

両国・錦糸町・小岩

3000円〜4999円

★★★★☆

鰻の待ち時間の過ごし方。これで男の度量を測れるってもんよ!イライラするやつなぞ問題外、鰻の香りを愉しみつつ日本酒をちびちび傾ける。これが江戸文化の粋ってやつだい!こんにちは、千葉県出身のミトミえもんです。江戸っ子にはなりきれませんが、鰻の愉しみ方は知っているつもりです。

注文すると女将さんが「時間かかるの知ってますよね?」と聞いてきます。無粋ですよ、女将さん。たぶん苦情いれる人とかいるんだろうな~。もちろん大丈夫。その間は日本酒とおつまみいただきます。つまみの種類は少ないな。「板わさ」と「焼鳥」のみ。

と思ったのも束の間、お酒のアテが到着。日本酒を頼むとサービスといって色々出してくれる仕組み。なるほど、粋な計らいです。

佃煮のような彼らは、やっぱり鰻。「かぶとの山椒煮」と「レバーの生姜煮」です。つまみとしては最高の味付けで、日本酒が進むのなんの。

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サービスは終わらない。今度はカリカリに焼き上げた「ヒレ焼き」である。濃厚なタレはもちろん、この焦げさえつまみになります。

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そしてミトミえもんの酒のペースも止まらない。数少ないつまみの「焼鳥」を注文。こちらはかなり甘ダレ。

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嫌いではないが、うなぎも甘めだとしたら好みではない。多少の不安がよぎります。40分後。ついに「特上」(3500円)の到着。第一印象は圧倒的な柔らかさ。箸の圧力に勝てないほどだ。

工程は、白焼きの後は、圧力鍋で蒸し、仕上げの焼きと段階をふむ。圧力鍋にも驚いたが、焼きもガス焼きと文明の利器をフル活用。これほどの柔らかさを生むのか、恐るべし圧力鍋。

タレの心配は杞憂に。甘さは控えめでむしろ辛さのほうが目立つ。これは好みだ。鰻は細めだが、三河産の一色うなぎ。破格のコストを鑑みれば十分に納得がいく。総合点で人気の理由を否定するべくもない。

何より下町らしいご夫婦の心地いい接客は、待ち時間の多い鰻屋で重要なポイントだと考える。
ご馳走様でした。


鰻禅
03-3624-0475
東京都墨田区吾妻橋3-6-18
https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131203/13058979/

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