2015.10.14 昼 「顔」は三代目の黒い顔だけではない。名物タンポポオムライスが顔!@たいめいけん 洋食 東京・日本橋 1000円〜2999円 ★★★☆☆ なにかと話題の『たいめいけん』大人気だったNHKドラマの「ごちそうさん」のモデルじゃないかなんて話も記憶に新しい。何より三代目のノリの良さと色の黒さはメディアでよく見たものです。 今やたいめいけんの「顔」は茂出木浩司氏だが、昭和6年創業と歴史ある洋食店の料理の「顔」はもちろん持ち合わせている。 その1つがオムライスである。オムレツ、オムライスだけでも9種類ものメニューが存在する。中でも伊丹十三風とされる「タンポポオムライス」(1950円)が一番人気。 名前の由来はもちろん伊丹十三氏の映画『たんぽぽ』より。ホームレスが軽快な音楽にのってフライパンをリズムよく作っていたシーンは子供心にわくわくしたものです。 いよいよカウントダウンです。卵にナイフを差し入れ縦に開きます。 とろとろという表現以外は思いつかないとろとろさ。 まるで花がさいたかのようにチキンライスの上に広がっていく。 一番の恩恵はやはり食感。チキンやマッシュルーム、グリンピースなどを使った濃いめのチキンライスと相性がよい。ケチャップもついているが、個人的には必要がない。バターの風味だけも十分です。ただ量が多く単調な印象は拭いきれない。いったいいくつ卵使ってるのだろう。 たいめいけんの顔は他にもある。「ボルシチ」と「コールスロー」である。野菜がとろとろに煮込まれたボルシチは多少動物系の出汁の香りがする。サワークリームなど使わずに野菜の旨味が際立つ。 コールスローは酸味が効いた一品。双方50円という破格の名物です。 その他「蟹クリームコロッケ」(1780円)は粘り気が強く独特な後味。 ちなみに平日はお昼前後でも15分程度の待ち時間。キャパも広く回転率はいい。休日は必ず行列ができるので平日が狙い目だ。 ―たいめいけん東京都 中央区 日本橋室町 1-8-6https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13000488/