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2015.07.08 夜

場所と連絡先が非公開!?通称「ぼぶ寿司」に潜入!

寿司

通称「ぼぶ寿司」外人の握る寿司?とか思っちゃいますが、違います。ラーメンブロガーである「ぼぶ氏」が懇意にしていたことが名前の由来。何故そんなことが起きたか?それは、場所も連絡先も非公開だからである。

とある都内の駅。初めて降り立つ駅というか初めて聞いた名前の駅。楽しみ過ぎて30分程前に到着するもカフェ等の時間をつぶす場所がない。。。しかも雨というコンディションでぼぶ寿司への渇望がなければ帰っていたかもしれない。

ぼぶ寿司が行きつけのブロガー「ハツ」さんの予約。ブロガーさん達のアンテナはすごいですね~。常連さんの予約というのは頼りになる物。ほどよい緊張感で引き戸を空けます。カウンターのみ。もちろんすべて常連さん。店に漂う空気感がなんとも言えず心地いい。これはいい夜になる!直観は大切だ。

最初はつまみのオンパレード。注文など必要ない。カウンターはあっと言う間に新鮮な魚介でいっぱいになる。

「本つぶ貝」

「白バイ貝」

「鰊の酢味噌和え」

天然ものだからこそ味わえる貝独特の食感と磯の香り。身はほのかな甘みを兼ね備え、酒のアテとしては最高のスタートに花を添えます。ちなみに酒は「長命泉」。不二家酒造のお酒で成田山で提供しているものと同様だそう。

「穴子の煮こごり」「づけ」「鰯の蒲焼」「鯵巻き」「鰯巻き」「サヨリの黄身酢巻き」一皿に美しく盛り付け。素材そのものが優れているのにそこに一工夫も二工夫も加える。日本の職人とは素敵なものです。味を担保しつつ目でも楽しめる。

「平目のズワイガニまき」

「冷やし茶碗蒸し」

お次も創作料理の披露。言葉はなくとも会話をしているように楽しませてくれる。冷やし茶碗蒸しなどため息ものの美味さです。

「しゃこ」「トリガイ」「赤身」お刺身。シャコは雌。下手な海老より断然うまい。卵が口の中で動き回っているかのように旨味の残像を残します。

「中トロ」「金目鯛」「赤貝」「車海老」「穴子(タレ・わさび)」「青柳」最後は握り。出し惜しみのない大ぶりな切り方。大は小を兼ねると言いたげなほどネタがシャリを覆い尽くす。旨い部分を1つ残らずいただいてる気分。

筋とは無縁の中トロ、北海道厚岸の金目鯛は脂ののり方や身の美しさが超絶。蒸してから煮るというこだわりの穴子はタレと山葵でいただきます。同じ素材でも握手する人が変わるとこんなにも変化するものなのですね。人間も一緒だ。なんてちょっと感傷に浸ってみたり。

最後の最後は青柳の柱。1個に一つずつしかとれないんですって。なんて贅沢なのでしょう。それが軍艦からはみ出るほど大盛りでいただけます。一口でほうばるミトミえもんは罪な男です。ねっとりした食感はそのまま旨味として口の上を転がります。

後日談ですが、達筆な字で来店の御礼をお手紙でいただきました。最初に感じた居心地よさの理由が垣間見えました。やはり直観は大切だ。必ずまたお伺いいたします。

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