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2015.04.22 夜

食事は目でも楽しむもの!素敵な女性と素敵な料理。@くいもんや す多ち

日本料理

銀座・新橋・有楽町

5000円〜9999円

★★★★☆

「日本料理は目で食べる」日本料理の盛り付けの美しさや器へのこだわりを示した言葉であるがそれだけではない。四季の国である日本の野菜や魚などの食材の彩りも美しい。煮物中心のおばんざい。新鮮な野菜、旬な魚介など、様々な食材がところ狭しとカウンターに並び、見た目にも美しい。

この美しい店の主は女性。お姉さまたちの城なのです。銀座の中で、女性が活躍するのは何もクラブだけではありません。その影響か内装や音楽も品がよい。もちろん接客も。

最初にカウンター全部のメニューの説明を受けますが、何十種にもおよびとても覚えきれません。つどつど気になったあります?と聞いてくれるので頑張って覚えなくても大丈夫。安心して説明を楽しみましょう。

・白バイ貝
肝のレベルが高すぎる。濃厚で味がいつまでも残る。身の強さ、それゆえの生姜の千切りのアクセントがいい。

・肉じゃが
丁寧に似た肉。味が芯まで染み渡る。甘さ加減も絶妙で、特にじゃがいもそのものの甘さを感じることができる。

・アスパラガスの塩焼き
グリーンとホワイトの提供。特にホワイトアスパラガスの甘さは必見。ちょっと塩強いかなぁとも思いましたが、この時点では日本酒。酒のつまみとして抜群に機能します。

・カニのポテトサラダのコロッケ
二人で1つに。画一的ではない顧客の希望通りのアレンジ。好感度の上がる角度がどんどん鋭角になります。カニのほんのりの風味。もはやポテトサラダ単体でも確実にうまいだろう。酸っぱいフレンチドレッシングがまた合う!

・小肌のお刺身
お刺身には期待してなかったが、野菜同様仕入れの強いルートをお持ちなのですね。美味しいです。そして、さすがはおばんざいの充実店。副菜のレベルが目立ちます。うるいの粘り気。この粘り気自体が甘さなので、いつまでも口に残ります。新生姜がガリ代わりで1つも余分なものがありません。

・山菜の天婦羅
うど、コゴミ、フキ、タラの芽(天然)、タラの芽(栽培)コゴミは初体験でしたが、ぬめりが特徴的で粘り気がそのまま甘味。タラの芽は天然の方がうますぎる! 普通は棘が目立ち食べられないのだとか。こちらも風味が強く、納豆くらいのぬめり。コゴミ同様甘さ具合に自然に感謝。

・ぶぶ漬け
いわゆるお茶漬け。京都ではぶぶ漬けは帰れの合図。こちらの店では違いますよ!だって、自分で頼んだし。おかわり自由だし。具には梅干し、明太子、ごま塩、天かす、塩昆布とやりたい放題。とりあえず、1杯目は明太子ご飯、2杯目は梅茶漬け、3杯目は明太子茶漬けでいただきました。

・いちご(甘王)
実は予約時間から数分待ちがありました。そのお詫びにと新鮮でまるまると育った甘王をサービス。女性的な気遣いを垣間見ることができます。

とうもろこしのバター揚げだけが心残り。一番の人気メニュー。だった店に匂いが充実するから、注文が続く。今回はタイミングを逸して売切れ。残念だけど、次回の楽しみができました。

お酒のメニューも充実。麦焼酎の黒さそり、日本酒は十四代(山形)と洌(山形)といずれも名高い銘柄。彩り豊かな食材達と美しい女性達。ただひたすらに「目」でも楽しめる食事だということはお約束します。


くいもんや す多ち
03-5568-3321
東京都中央区銀座8-5-15 SVAX銀座ビル 3F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13024144/

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