来た甲斐があった！金沢名物「ハントンライス」の名店。＠グリルオーツカ

「ハントンライス」洋食メニューの１つであり、金沢発祥のご当地名物料理。ハンガリーの「ハン」と、フランス語でマグロを意味する「トン」をあわせた造語だそうで、片町にあった『ジャーマンベーカリーグリル』が発祥の店とされる。

だが、ジャーマンベーカリーの開発メンバーは元グリルオーツカという話もあるようで、この事実から『グリルオーツカ』を元祖とする説もあるそうだ。もっともグリルオーツカ自身が元祖を名乗っていないのだが。ただ『グリルオーツカ』がハントンライスが広まる上で重要な役割を果たしているのは間違いない。ほとんどのお客さんがハントンライスを注文しているのもその証拠である。

昭和32年（1957年）創業で現在は２代目が腕を振るう。建物も同時期のため、老舗の洋食屋たる雰囲気が漂う。流行りすたりに影響されず、淡々と金沢市民の胃袋を満たしてきた、そういう印象のお店です。

ハントンライスはあくまでメニューの１つという感じで、全面に主張する様子がない。謙虚というか何と言うか。

・クリームスープ（450円）
ハントンライスの代わりというわけではないでしょうが、このスープはかなり押している。小麦粉とバターで作ったブルーテソースに牛乳とクリームで仕上げる。自慢のスープだけあり、濃厚でコクがあり一瞬で皿が空になる。

・ハントン風ライス（850円）
大量のケチャップにタルタルソースのようなマヨネーズのような濃厚なソース、そして、黄色が濃い卵にぎっしりのチキンライス。さらにエビフライに白身のフライとまさにB級グルメのど真ん中をいくようです。

味はシンプルですが、懐かしいような新しいような不思議な印象。金沢カレーといい味が濃い目は金沢の特徴なのか。１０代の頃出会いたかったです。

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グリルオーツカ
076-221-2646
石川県金沢市片町2-9-15
https://tabelog.com/ishikawa/A1701/A170101/17000706/