2015.03.25 昼 若手シェフのおくる野菜中心のランチ。自然光の下で、大地の恵みをありがたく頂く。@ハタケ青山 イタリアン・ピザ 原宿・表参道・青山 1000円〜2999円 ★★★★☆ 「畑」大地の恵みを生み出す装置。人類の歴史上でも大発明の1つと言っていいいだろう。こんな母なる大地に根付く装置をお店の名前に採用したのが、『ハタケ青山』。シャ乱Qのギタリストのことではない。 農家や漁師との深い絆をむすび、無農薬なんてのは当たり前、深い愛情に裏打ちされた心と身体に優しいイタリアンを提供します。これが「ハタケ」を店名につけたシェフの神保氏のコンセプトです。さっそく女性が飛びつきそうですね! 場所は表参道。自然光が入り込むが地下の立地のため少し薄暗い。むしろ過度に光がない適度な明るさが自然な雰囲気を生み出し、野菜感というか「ハタケ感」を想起させます。 野菜へのこだわりは当然メニューに反映されます。一押しは、50食限定のHATAKEランチ。野菜の前菜10種の盛り合わせ。その他、メインディッシュに野菜を加えたもの、カレー、パスタとありますが、そのいずれもが野菜を中心に調理したものだそうです ・今日のメインディッシュランチ(2500円)スープ、前菜5種(+サラダ)、メイン、デザートと充実のコースメニュー。 まずは、人参のスープ。粘度が高めで野菜の甘みを十分に感じることができる。お次は大き目な器に小さめな盛り付けの前菜たち。たくさん楽しむにはこういうのはありがたい。なんとも手間のかかった料理だこと。 しっかり感触のあるパエリアと海老、ローズマリーを添えたジャガイモバルサミコ酢テリーヌ、バジルソースを垂らしたトマト、甘い玉ねぎ、そのいずれもが新鮮な野菜であることは舌が証明する。なんといっても素材そのものの甘さが際立っている。 メインの鶏肉。ジュシーで香草が複雑に絡み合っている味付けにもかかわらず、全てが旨味へとベクトルを一つにする。大胆に乗ったチーズはこんがり焼かれ、スパイスを包み込む。自家製のフォカッチャと一緒に。野菜だけじゃないイタリアンシェフの血か。 まだ30代のお若いシェフ。おじいさまは漁師、お父様はイタリアンシェフと完全なサラブレッド。舌は3歳までっていいますからね。海外含めてフレンチ、イタリアンの店で力をつけ、2010年に独立。なんと33歳のときじゃないか。 お店は女性ばかり。若くして女性の心をつかむ、その手法教えていただきたいものです。 ―ハタケ青山東京都 港区 南青山 5-7-2 B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1306/A130602/13110807/