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2025.12.31 夜

今年はここで年を越す。@銀座天一 三越銀座店

天ぷら

銀座・新橋・有楽町

1000円〜2999円

★★★☆☆

そういえば、なぜ年越しに蕎麦を食べるんだろう?

細く長く生きるという願いを託す縁起物。加えて、蕎麦は切れやすいことから「厄を断ち切る」とも言われる。江戸時代にはすでに広まっていたとされ、いまや日本の年末を象徴する食文化となった。そんな一杯ならば、やはり妥協はしたくない。向かったのは銀座三越の地下。圧倒的な行列を誇っていたのが『銀座天一 三越銀座店』。1930年創業、天ぷら業界では格ある老舗。年越しにも信頼され続ける理由は、これで十分だろう。

一杯の「年越しそば」を支えるのは、何より出汁の力。鰹節をふんだんに使った関東風のつゆは、濃口ながら角がなく、旨味の芯がはっきりと立っている。ひと口すすれば、鼻に抜ける鰹の香りと、喉に残るコクの余韻が心地いい。冬の冷えた身体に、すっと染み込んでいく感覚がある。そこに添えられるのが、「年末限定海老(特大)」の天ぷら。

1本1,836円という強気な価格設定だが、その大きさには納得せざるを得ない。とにかくデカい。揚げたてではなく作り置きとはいえ、存在感と迫力は圧倒的だ。ぷりっとした海老の質感に、やや厚めの衣が包まれ、時間が経つごとに出汁を吸っていく。

出汁の力強さと、特大海老天の存在感。そのふたつが支える一杯には、年の終わりにふさわしい充実感があった。強いて言うなら、厄を断ち切るのはありがたいが、細く長くよりも、やっぱり“太く長く”生きたいものだ。笑 ご馳走様でした。

銀座天一 三越銀座店
03-3562-1111
東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 B2F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13172817/

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