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2025.08.29 夜

遊び心がふと顔を出す、鉄板カジュアルフレンチ。@ブロックス

フレンチ

東急沿線

10000円〜29999円

★★★☆☆

2012年にオープンした『ブロックス(BLOCKS)』。オーナーシェフ木下威征氏が率いるギャマン・グループの3号店で、中目黒に構える鉄板フレンチだ。木下氏の掲げる“遊び心と本気の融合”という哲学を受け継ぎつつ、この街らしい自由さを加えた空間になっている。店名の由来は明言されていないが、どこか積み木を連想させる響きがあり、料理や空間に重ねられた遊び心と自然に重なるようだ。

看板料理のひとつ「とうもろこしのムース 生ウニ添え」。とうもろこしの甘みを凝縮し、あえて固めに仕上げたムースが土台。そこに濃厚なウニが重なって、甘みと旨味が縦に伸びる。

冷菜は「水ダコと巨峰のセビーチェ」と「蝦夷鹿の漬けカルパッチョ」。タコの弾力に葡萄のジューシーさが跳ね、鹿はモッツァレラと黒イチジクで野趣を包む。鉄板フレンチの枠を軽やかに広げる導入だ。

ここで温菜を一皿。「花ズッキーニの温菜」はポルチーニソースで秋の香りを纏い、見た目も艶やか。軽やかな衣に香りの層を積み上げる発想が心地よい。

魚料理は「シマアジの鉄板焼き 白ワイン味噌ソース」。皮目はパリッ、身はしっとり。やや強めの塩気が押し出すが、金時草や白ナスが受け皿となって全体を整える。

もうひとつのスペシャリテ「ふわふわスフレオムレツ」 。鉄板の上で膨らむ様子そのものが演出。ナイフを入れれば、空気を抱えた生地がふわりとほどける。口に入れた瞬間は軽く、余韻でトリュフと蜂蜜が追いかけてくる。

メインは「BLOCKS特製ハンバーグステーキ」。ぎゅっと詰まった肉感、噛むほどに広がる肉汁。そして、濃厚なソースのパンチ力。

デザートは「ピスタチオどら焼き」と「黒蜜きなこのクリームブリュレ」。どら焼きは香ばしい生地にピスタチオのコクが映え、

ブリュレはパリッと割れた先に濃厚なクリーム。黒蜜を垂らせば、和の甘さがふわっと広がって締めくくる。

ギャマン仕込みの創造性と鉄板の掛け算。その二つを積み上こそが『ブロックス』の魅力のようだ。ご馳走様でした。

ブロックス
050-5596-0223
東京都目黒区上目黒3-16-13 キューブM 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13145052/

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