「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2025.08.05 昼

京都の記憶を包む銘菓、聚楽。@御菓子司 塩芳軒

デザート

京都市

〜999円

★★★★☆

京都・堀川寺之内に暖簾を構える和菓子司『塩芳軒』。創業は明治15年、御所に近いこの地で、京菓子の伝統と美意識を連綿と受け継いできた老舗である。季節の生菓子や干菓子など多彩な品揃えの中から、今回は銘菓「聚楽(じゅらく)」をいただいた。名の由来は、豊臣秀吉が築いた「聚楽第」。歴史的背景を背負いながらも、日常の一服に寄り添う風格を持つ。

「聚楽」は、小ぶりながら端正な姿。均一な焼き色と艶やかさ、中央の意匠が目を引く。生地は小麦粉と卵、水飴を練り合わせ、しっとりと柔らかく、それでいて歯切れのよい食感を実現。中に詰まるのは、丹波産小豆を用いたこし餡。和三盆が醸すやわらかな甘みと、職人技によるきめ細やかな舌触りは、ひと口で心をほどく。

贈答品としても、普段のお茶請けとしても堂々たる存在感。京都という土地の記憶と、職人たちの真摯な仕事が詰まった一品だ。歴史ある暖簾をくぐった先で出会う、この上質なひとときを味わってほしい。ご馳走様でした。

御菓子司 塩芳軒
075-441-0803
京都府京都市上京区黒門通中立売上ル飛騨殿町180
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26005963/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ