衝撃的に美しいパティスリー。衝撃的に楽しいお菓子達。@STOVE+

秋田県に到着。迎えてくれた一面の雪にテンションがあがります。秋田駅から雪道をタクシーで走ること１０分ほど、見えてきた建物のおかげでさらなる興奮が加えられます。まるで結婚式場のように洗練されて、ライトの当てられた真っ白な外壁はまるで童話の世界のように可愛らしい。降り積もった雪さえもデコレーションに利用しているかのようです。お菓子の家を見つけたヘンデルとグレーテルくらいも、きっとこれくらいのテンションだったでしょう。 

この素敵過ぎる店の名前はパティスリーの『STOVE』。内装もパステルカラーの小物などでお洒落度を演出。東京どころかまるでパリの街角にあるパティスリーのように洗練されている。だが、主役はもちろんお菓子達。他でも見られないほどオリジナリティーに富み、目にも頭にも楽しいお菓子が並びます。舌を巻くほどのシェフのインスピレーション、いったいどうやってこんなに素晴らしいアイデアを思いつくのでしょう！

それを探るのにシェフの経歴が手がかりになる。ご実家が和洋菓子店だそうだが、常に挑戦することを止めない方のようだ。東京のグランメゾン（クレッセント）や洋菓子の本場ともいえるパリでも修行をしたそう。満を持しての地元でのオープン。その実力に疑う余地はない。

そろそろお菓子をのぞいてみましょう。面白すぎるアイデアがそこにあります。

例えばこれ。「レザーショコラ」。 

知らない人なら絶対にだまされます。レザーの袋に包まれたショコラなら普通ですが、この袋はレザーにあらず。なんとこちらもチョコレートでできてるんです！精巧に作られたお菓子に驚きを隠し切れません。カカオの風味を閉じ込めた特製のショコラは味ももちろん美味しい。

他にもCDケースに入ったチョコレートや赤ん坊のような柔らかい肌感のチーズケーキなどどれもが斬新かつ美味。素敵な外観のパティスリーに確かな実力を持つシェフ、そう『STOVE』と同じなんですよね。 

遊び心が集結したお菓子がこれ、「トリュフ探索」。 

 トリュフは土の中から豚さんが探してくれる希少な食べ物だが、我々にも豚さんと同じ体験を用意してくれます。土にみたてたチョコレートの中にはトリュフ入りのチョコレートが隠されます。 

 これを探すフォークはシャベルの形だし、手袋まで用意されてるんです！ただ、味を楽しむだけでなく、心も楽しませてくれます。 

冬の必需品である「ストーブ」と同じ名前ですが、『STOVE』が温めるのは体ではなく心のようです。ほっこりした幸せな気持ちにしてくれる、そんなパティスリーです。

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STOVE+
018-887-5656
秋田県秋田市広面近藤堰越21-2
https://tabelog.com/akita/A0501/A050101/5000563/