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2025.12.04 夜

赤坂の夜を受け止める、頼れる絶品焼肉。@赤坂焼肉 うしや

焼肉・肉料理

赤坂・永田町・溜池

5000円〜9999円

★★★★☆

赤坂の雑多な夜にぽっと灯るように佇む焼肉処、その名は『赤坂焼肉 うしや』。かつて「茗荷谷焼肉 和 赤坂店」として親しまれた店が独立を機に屋号を変えたのが2020年。ストレートに「うしや」と名乗る潔さには、牛と真正面から向き合う覚悟が宿っている。こだわりの和牛を主軸に据えつつ、街の焼肉らしい懐の深さも持つ。赤坂の夜を受け止める頼れる一軒だ。

「キムチ」や「ナムル」は辛味・酸味・旨味の輪郭がくっきりしていて、肉と喧嘩しない絶妙な塩梅。

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人参や大根、ほうれん草のナムルはゴマ油の香りがふわりと立ち、噛むたびにシャキッと音を立てる。前菜の段階で、これから網の上で始まる主役の時間に向かって舌が準備運動を始める。

続く「センマイ刺し」は、黒々としたセンマイにコクのあるタレが絡み、ザクザクとした歯触りが心地よい。前菜でありながら、つい盃を進めてしまう危険な存在。

「ユッケ」はつややかな卵黄が中央に鎮座し、混ぜた瞬間にタレと脂がなめらかに融け合う。噛むたびに甘みが広がるその味わいには、生肉を大切に扱い続けてきた店の矜持がにじむ。

網の上に並ぶ肉は、まさにこの店の本領。「上生タン塩」は程よい厚みを持ち、外はカリッとしながら中はサクッと歯切れよい。噛むほどにタン特有のミネラル感が広がる。

「上ハラミ」はサシがしっかり入りながら重さがなく、表面をさっと炙るだけで、赤身の力強さと脂の甘みが同時に押し寄せる。ご飯を呼び寄せずにはいられない。

「上ロース」は美しいサシが焼き面に香ばしい模様を描き、

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白米の上にのせると肉汁が染みて至福の一体感が訪れる。

「ホホ」はムチッとした弾力が魅力で、噛むたびに旨味があふれる。

「ホルモン」は外カリ中トロの王道スタイル。脂がじゅわりと溶け、タレと絡んで濃厚な香りを放つ。網の上で次々と焼かれる肉を見ていると、つい箸が止まらなくなる。

〆も秀逸。「納豆ビビンバ」はねっとりとした納豆がコチュジャンと一体化し、焼肉で高ぶった舌を再び覚醒させる。

「玉子スープ」はふんわりと卵が広がり、牛の旨味がそっと胃に落ちていく。最後の一滴まで自然と飲み干してしまう。

店を率いる荒川裕介氏は、前身の“和”時代から肉への情熱を磨き続けてきた人物。肉の目利き、ホルモンの鮮度に対するこだわり、客に寄り添う空気作り──どれも一貫している。どの一皿にも意志があり、どの皿も主役を張れる。食べ終えたころには「またこの網の前に戻りたい」と自然と思わせる吸引力がある。赤坂で確かな焼肉を求める夜、この店を選ぶ理由は揺るぎない。

ご馳走様でした。

赤坂焼肉 うしや
03-6441-2989
東京都港区赤坂2-15-18 西山興業赤坂ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130801/13245995/

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