「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2025.12.02 昼

老舗カリーの風格をお気軽に@エチオピア カリー キッチン アトレ秋葉原1店

カレー

秋葉原・神田・水道橋

1000円〜2999円

★★★★☆

1988年に神田小川町で創業した老舗カリー店・エチオピア。長く親しまれてきた味は、支店の展開だけでなく、レトルトや冷凍カリーといった形でも広がり、家庭でも楽しめる存在へと育ってきた。その流れの中にあるのが、秋葉原駅直結のアトレに入る『エチオピア カリー キッチン アトレ秋葉原1店』。商業施設らしい気軽さの中で、本店の流れをきれいに受け継いだ一皿と向き合える場所だ。

注文は、チキン+野菜カリーの3辛。

まずスパイスの香りがほどよく立ち、食欲のスイッチが自然と入る。大量の玉ねぎと十数種のスパイスで構成されるルーは、油に寄りかからないぶん仕上がりがすっきりしていて、香りの抜け方が素直。口に入れた瞬間の広がりは軽やかだが、チキンの旨味がしっかり芯を作り、野菜の甘みがふっと寄り添う構成になっている。特にブロッコリーは花蕾にルーが絡み、スパイスの香りを引き留めるような役割を果たしていて、地味ながら存在感がある。3辛の辛さは刺激もしっかりで、ついついスプーンが進んでしまう味わいだ。

付け合わせのじゃがいももエチオピアの定番。ほくほくに蒸された丸ごとの芋をそのまま差し出す潔さがいい。スプーンで割れば湯気とともに素朴な甘みが立ち上がり、ルーを少しまとわせて食べると味わいに落ち着いたリズムが生まれる。辛さのあるルーに寄り添う緩衝材のようで、皿全体のバランスを静かに整える存在だ。

秋葉原の商業施設という気軽な空間で、無理なくこの味と向き合えるのがこの店の良さだと思う。重さを抑えた仕上がりで、食べ終えてもしばらくスパイスの輪郭が残る。さっと寄っても満足できる印象的な一皿だった。ご馳走様です。

エチオピア カリー キッチン アトレ秋葉原1店
03-5289-3821
東京都千代田区外神田1-17-6 アトレ秋葉原1 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131001/13236112/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ