2025.07.14 昼 カレーの歴史をつなぐ松戸の名店@Curry House MUMBAI 松戸店 カレー 柏・松戸 1000円〜2999円 ★★★★☆ 松戸駅から徒歩3分。雑居ビルの一角にある『Curry House MUMBAI 松戸店』は、日本のカレー史に刻まれた系譜を今に伝える、大切な一枝だ。 ルーツは1956年、東京・湯島の「デリー」。そこで生まれた「カシミールカレー」は、日本のスパイスカレー文化を切り開いた名作。その流れを汲み、1968年には千葉・柏で「ボンベイ」が誕生。さらにそのバトンを受け継いだのが、この松戸の『MUMBAI』。店名はインド・ボンベイの現地名“ムンバイ”からで、系譜を重んじつつ、独自の存在感を放っている。 オーダーは2つのカレーを楽しめる「ダブルカレープレート」。選んだのは、王道の「チキンカレー」と、伝統の象徴「カシミールカレー」。 「チキンカレー」は、柔らかな鶏肉とまろやかなスパイスの調和が心地よい。ほのかに薬膳的なニュアンスを含み、じんわりと体に染み込むような優しさがある。 そして「カシミールカレー」。黒みを帯びたルーの存在感に、まず視覚で圧倒される。口に含めば、最初に鮮烈な辛さ。そのあとに訪れるのは、驚くほど豊かなコク。クローブやカルダモンの香りが複雑な層をつくり、辛さの奥で旨味が深くうねる。食べ進めるほどに、ただの激辛ではないことを思い知らされる。これぞデリー系というアウトプット。ふっくら炊かれた日本米がしっかりと受け止め、スパイシーポテトサラダが軽やかなリズムを添える。 松戸でスパイスの奥深さを求めるなら、ここは確実に押さえておきたい。カレー好きなら、一度は立ち寄る価値あり。ご馳走様でした。 — Curry House MUMBAI 松戸店050-5594-1992千葉県松戸市松戸1150 ニューハイム松戸ビル 2Fhttps://tabelog.com/chiba/A1203/A120302/12034462/