2025.04.23 夜 パティとパストラミの、分厚い誘惑。@Chillmatic パン・サンドイッチ・ハンバーガー 渋谷・恵比寿・代官山 1000円〜2999円 ★★★★☆ 渋谷駅から少し離れた裏路地。賑やかな通りを一本逸れたその場所に、静かに存在感を放つバーガーショップがある。その名は『Chillmatic(チルマティック)』。店名は「chill(くつろぎ)」と「illmatic(最高にヤバい)」をかけ合わせた造語とのことだが、その響きの通り、ラフでクールで、どこかヒップホップ的な空気が漂っている。 バーガー&ビストロというコンセプトのもと、料理も空間も“ヤバくてチルい”。看板メニューは、もちろん「Chillmatic burger (Patty & Pastrami)」。2,300円という価格にも納得の一品だ。パティは超あらびき。噛むたびに肉粒が主張し、鼻腔には熟成香がふわり。ナッツのような甘い香りを伴いながら、赤身と脂のバランスが口内で弾ける。そこに重ねられるのが、店のもうひとつの主役である自家製パストラミ。牛バラ肉を塩で4日間マリネし、じっくり加熱、そしてスモーク。仕込みに6日間かけるという情熱の塊だ。厚切りのそれがパティの上に重なり、肉on肉の圧倒的な説得力を生み出す。 熱々で手にもてないほどのバンズは、外パリ中ふわ。パストラミとパティの旨味をしっかりと受け止めつつ、パンとしての役割に徹しながら、食感でアクセントを加える名脇役。付け合わせのポテトも抜かりなし。外はカリッと、中はホクホク。芋そのものの味がしっかりしており、素材の良さと調理の誠実さを感じさせる。つまり、誤魔化しがないのだ。 “手間暇は、味に出る”──そんな当たり前のことを、改めて思い出させてくれるバーガー。仕込みと調理の手数で勝負する潔さが、実に気持ちいい。チルでいて美味い、それが『Chillmatic』。ご馳走様でした。 — Chillmatic03-6456-9977東京都渋谷区神山町11-10 梅澤ビル 1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13304969/