2025.04.21 夜 牛鍋とともに、神楽坂の時間を煮込む。@ますだや 焼肉・肉料理 四ツ谷・市ヶ谷・飯田橋 5000円〜9999円 ★★★☆☆ 神楽坂の坂の途中、どこか昭和の香りを残す店構え。『ますだや』──その暖簾に書かれた「牛鍋」の文字が、何とも力強い。創業は定かではないが、少なくとも数十年、この地で愛され続けてきたことは、空間の空気感が物語っている。新しさではなく、続いてきたことにこそ価値がある。そんなお店だ。 看板メニューはもちろん「牛鍋」。関東風の割下で煮込むスタイルで、注文すれば、肉も野菜も綺麗に並べられた状態で登場。火をつければ、あとは鍋が仕事をしてくれる。肉は赤身が美しく、煮込みすぎればもったいない。程よく火が入ったところで頬張れば、割下の甘辛さが肉の旨みを一層引き立てる。一人前三千円という価格設定も実に良心的で、和牛をしっかりと味わえる満足度の高さに驚かされる。 そして、締めにおすすめしたいのが「うどん」。追加で頼むこの一品こそ、牛鍋の余韻を引き継ぐ第二章。割下に染み込んだ肉と野菜の旨みが、うどんを包み込み、最後の一口まで飽きさせない。 『ますだや』には、昔ながらの食事の喜びが詰まっている。神楽坂の街並みにしっくりと馴染む、そんな一軒。ご馳走様でした。 — ますだや03-3260-1649東京都新宿区神楽坂2-9https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13040653/