2024.06.27 夜 1つ1つの仕事を深化させた寿司。@鮨 西崎 寿司 京王・小田急沿線 10000円〜29999円 ★★★★★ いま、名店の出身者が寿司シーンを大いに盛り上げております。今回紹介する世田谷の寿司店『鮨 西崎』もその1つ。銀座の名店「鮨なんば」の出身で、同店の移転前にあった「鮨しゅん輔」で二番手を務めた西崎亮平氏による独立店。 その出自はオープン時の人気を約束するものではあるが、オープンから2年も予約困難が続くのは実力に他ならない。ただ修行先に倣うわけではなく、オリジナリティーを感じさせるつまみや握りが魅力的。と言っても、奇を衒っているわけではなく、1つ1つの仕事を深化させた結果という感じ。寡黙な大将ですが、寿司における情熱はビンビンと伝わってきます。 つまみは、お世辞抜きで全てレベルが高いが、その中で「鮟肝」には特に驚きます。醤油を使わぬ、まるで生魚を食べているような素材リスペクトなアプローチ。雑味など無縁で素材だからこそ為せる技なのであろうが、口溶け感と素材自体の旨味に圧倒されます。 「稚鮎の有馬煮、煮蛸」 「時鮭漬け、スズキ、水蛸」時鮭の脂のノリの凄さよ。 「白バイ貝の酒煮」 「鰯の酢の物」住宅街らしく家庭的な料理をと語るが、そのレベルはやはり家庭レベルにない。笑 「枝豆と雲丹の養老蒸し」シルエットの美しさよ。 「えぼ鯛」炭焼きにした香りが抜群。 「鰻の白煮」香ばしさはほんのりで、鰻の脂をねっとりと食べさせます。 握りでは、そのシルエットの美しさに美味しさを確信できます。一番感動したのは「アオリイカ」で、薄切りにしたイカを6枚も重ね合わせてネタを作ります。そもそもイカ自体も柔らかいところだけトリミングしており、その柔らかさは想像を超えてきます。 この影響なのか、ねっとりと甘味を強く感じさせます。シャリについては、赤酢の濃淡で2種類。見事にネタとのマリアージュを実現しております。 「鱚」昆布締め 「煮蛤」穴子のツメを利用しない。蛤の煮汁をつめたものをオリジナルで作る。 「金目鯛」シャリとネタの間にある大葉の香りが、後半追いかけてきます。 「赤身」鮪の仕入れは樋長より。 「鰹」気仙沼。脂ののりよ。 「中トロ」 「小肌」酸味をビシッと。脂系が続いたが、ここでリセット。 「平貝」藁でいぶす 「白海老」 「雲丹」 「穴子」フレンチさながらのつめの掛け方。やはり美しい。 「玉子」 「トロたく」 ご馳走様でした。 — 鮨 西崎東京都世田谷区北沢5-3-12 B1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1318/A131811/13270984/