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2024.04.09 夜

いま、一番勢いに乗っている日本料理店!?@富小路 やま岸 麻布台ヒルズ店

日本料理

赤坂・永田町・溜池

50000円〜

★★★★★

いま、一番勢いに乗っている日本料理店かもしれない。

京都に本店を置く『富小路やま岸』のことである。京都を中心に現在展開するのは8店舗。その中の1つが開業したばかりの麻布台ヒルズに構えた東京分店。いま一番話題のビルに入ったことも、やま岸が持つ勢いを示す材料になっております。大将自身は、週に2日ほどを東京で、それ以外は京都のカウンターに立つそうだ。勢い十分なのは大変結構ですが、くれぐれもお身体だけはお気をつけください。

見事に京都の料理を東京で再現することに成功している。

その秘密は実にシンプルな話で、食材はおろか、料理に使う水も全て京都から運んでいるそうだ。なんてこった。笑 この日の主役である筍も京都から。生でも食べられるという白子筍で、食感は梨のようであり、甘味の強さは玉蜀黍のよう。最初は煮物椀の種として登場し、その甘味の強さに驚かされます。その後は茹でで、焼いて、味を変えて、とバリエーションを楽しませる。特に茹でた筍ではそのジューシーさに驚く。食事は筍ご飯をいただいたがこれもまた絶品。

その他の料理のラインナップをご紹介しておきましょう。撮影はNGにつき、文章のみで失礼します。

「先付」鼈の旨味と生姜で作ったお粥。花山椒は味変に。
「揚物」コシアブラと稚鮎のおかき揚げ
「八寸」桜鱒、信田巻き、蛸、アスパラ、うるいと赤貝の酢味噌和え、本もろこの南蛮揚げ。アスパラの食感がユニーク。
「向付」明石の鯛と淡路の紫雲丹。鯛の旨味の強さにまたびっくり。
「小鉢」蛍烏賊と春野菜の胡麻和え
「鍋」レアめにしゃぶしゃぶした肉と花山椒
「食事」筍ご飯の後は、卵かけご飯も。
「菓子」桜餅

勢いが止まらない、そう思った話を最後に1つ。この日は古美術商と骨董コレクターの方々との訪問でしたが、彼からは料理だけでなく美術館級の器にもため息がもれ続けます。それだけのラインナップを集めるとは、勢いのある証拠でございます。これからも”やま岸”の展開には注文です。ご馳走様でした。

富小路 やま岸 麻布台ヒルズ店
03-6452-8088
東京都港区虎ノ門5-9-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザB 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1307/A130704/13294064/

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