2024.02.07 夜 レジェンドの二人が手と鮨を握った、奇跡の日。@きよ田 離れ 寿司 銀座・新橋・有楽町 50000円〜 ★★★★★ レジェンドの二人が手と鮨を握った、奇跡の日。 一人は、銀座「きよ田」の三代目にして、現在は『きよ田離れ』の付け場に立つ木村氏。寿司屋が憧れる寿司屋としても有名な大御所だ。一人は、独自の路線で全国の寿司ファンを魅了し続ける札幌のレジェンド『鮨一幸』の工藤氏。そんな二人のレジェンドが並ぶ、寿司好き垂涎のイベントに参加させていただきました。ただただ感謝。 二人の間に事前の打ち合わせはない。 料理をどう展開していくか、どういう考えで提供していくか、目の前で話し合いながらコースが進んでいく。普段は言語化しない内容を聞ける貴重な体験となりました。そして、それぞれの持つ考えの違いが寿司にどういう影響を与えるのか、その答え合わせができるのが面白い。 例えば、酢飯が違う。きよ田さんは赤酢を操り、工藤さんは米酢を操る。結果、ネタとの相性はどちらも抜群なのだが、旨味を感じるタイミングに違いが出ていたのが発見。赤酢は最初からバチッとマリアージュしている短距離走のような旨味の作り方、 米酢はピントが徐々に合っていくような余韻が長く長距離走のような旨味の作り方なのです。二人の天才が寿司という小さな作品の中に込めるストーリーに驚きと感動が繰り返されます。これは1つの例であって、全てがそんな雰囲気で進んでいきました。 一人の寿司好きとして、こんな奇跡のような日に立ち会えたことにただただ感謝。ラインナップは以下。 「ヨコワ」 「子持ち槍烏賊の雲丹詰め」 「小肌」 「鮪」 「春子鯛」 「細魚」 「鰆」 「雲丹」 「穴子」 「小柱」 「干瓢巻き」 — きよ田 離れ東京都中央区銀座5-5-18 銀座藤小西 9Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13256392/