「おいしい」を、
すべての人に。

検索

2023.09.09 夜

なんだこの真っ黒焦げのステーキは!?@ナスキロ

焼肉・肉料理

新宿・代々木・大久保

30000円〜49999円

★★★★☆

新宿御苑前駅のほど近くにある紹介制レストラン『ナスキロ』。主役であるステーキの焼き方が最大の特徴であり、最大の魅力。それこそが真っ黒焦げに仕上げた「ナスキロ焼き」である。

ステーキ界への新しい提案と言っても過言ではないが、シェフはそれにふさわしいキャリアを誇る。浅草の老舗焼肉店「冨味屋」に生を受け、神楽坂に肉イタリアンの「アンティカ・オステリア・カルネヤ」をオープンさせた実績を持つ。ちなみに、”カルネヤ”とはイタリア語で肉の意味であり、肉へのこだわりの強さが伝わってまいります。

真っ黒焦げの秘密は、ずばり炭火による近火の強火。

しっかりと焼き上げるために、溢れ出る肉汁を完全に閉じ込める。一方で側面には火入れをしないので、ここから肉汁が溢れ出てくるのだ。その飛び出た旨味を我々に提供してくれるというわけだ。むしろ、この焦げさえもフレーバーになるというおまけ付き。

時間が経つとネガティブな要素も出始めるが、焼き立てについては一切気になりません。肉は2種、41か月の長期飼育の山形牛と55日間のドライエイジングを施したもの。肉自体は雑味のないクリアな味わい。これは美味い。

さて、この肉が焼きあがるまでの時間は、ユニークな前菜が相手をしてくれる。

ユニークたる所以は、その提供方法。4種類の前菜プレートを好きなだけ「おかわり」できるのだ。常時4回分は用意があるようなので、大食感のあなたはきっと何倍も楽しめることでしょう。シェフの引き出しの多さがなす技と言っていいでしょう。ミトミえもんは肉に照準を合わせて2回おかわり。

1回目
近江牛の肉刺し、豆腐と黒無花果、ツルムラサキのお浸し、トラパネーゼ。

2回目
ブータンノワール、トマトのガスパチョ、鰻のフリッタータ、近江牛のアラビアータ。

前菜とステーキを楽しんだ後は、〆の料理もきっちり用意されます。ミトミえもんのオススメは「レモンとガルム」のパスタ。

とてもシンプルなシルエットですが、魚醤の風味もどうしても癖になります。もう1つ、カレーもいただきましたが、これもサーロインを使った贅沢なもの。

締めにあっても、やっぱりシェフの肉料理は美味しい。ご馳走様でした!

ナスキロ
東京都新宿区新宿1-18-16
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13263017/

エリア

ジャンル

価格帯

評価

月別アーカイブ