秋田が誇る老舗居酒屋！@永楽食堂

あだえ？おらえ？

両方とも秋田弁で、前者は外、後者は内という意味。1964年創業、秋田が誇る老舗居酒屋『永楽食堂』の壁一面に貼られた日本酒メニューの中央にこの文字が書かれます。

つまりは、秋田のお酒か県外のお酒かという意味。県外では幻レベルの十四代を提供していたり、県内では勢いのある新政のシェアが大きい。先日の大雨でゆきの美人が大きな被害を被りましたが、店頭でも応援の声を掲げております。

ここは日本酒好きの天国なのです。それを証明するかのように、今月移転したばかりの店内も変わらず、”あだえ”や”おらえ”の人々で賑わっております。

夜遅めの訪問だったため、残念ながら名物の「イワシポテトフライ」は売り切れ。おらえの方にリコメンドいただいた「茄子クジラ鍋」をいただきます。秋田の夏の郷土料理として親しまれる「クジラかやき」のことですが、あだえの人々ようにわかりやすい名称にしているのかも。

味噌汁のようなシルエットだが、ここに加わる鯨の脂の旨味が全く違うものに。拍子木に切った茄子もこの出汁を多いに恩恵を受けるという設計だ。たまに出会える皮付き鯨の脂身は目を見開くほど美味い。

食堂を名乗るだけあって、チャーハンや焼きそばのような定食的なメニューも充実。しかも、どれも大盛り特盛りレベルで提供されます。今回は季節がら冷やし中華をいただきましたが、彩り豊かなシルエットも味もバッチリ美味しい。

これは人気が出るわけだ。次回は早めに行って名物の忘れ物を取りに行きたいと思います。ご馳走様でした。

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永楽食堂
018-833-1473
秋田県秋田市中通4-14-33
https://tabelog.com/akita/A0501/A050101/5010673/