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2023.07.17 夜

パリのミシュランホルダー。吉武シェフの九州凱旋。@Restaurant Sola

フレンチ

福岡市

10000円〜29999円

★★★★☆

博多湾に望むベイサイドにあるフレンチ『Sola』へ。

シェフの吉武広樹氏は、パリでミシュランの1つ星も獲得した実力派。その経験の結果なのでしょう、店はまるで海外の水辺のレストランのような開放的で明るい空間になっております。肩肘張ったクラシックなフレンチではなく、明るく陽のオーラに溢れているのです。その空気感を作るのは、たくさんの若い料理人たちが作り出す活気も無縁ではないでしょう。ちなみに、テナントして参加するベイサイドプレイス博多は、近年は少し寂れた商業施設という位置づけだったそう。食材や料理だけでなく、街単位のサステナビリティを実践しているのですね。

料理もまた鮮やかで明るく、陽のオーラを纏う。総じて、軽やかな美しいのだ。フランス第一主義な様子もなく、メニューには馴染みの食材の名前が並ぶが、日本だからこそ、福岡だからこそのフレンチを完成させております。確かなフレンチの技術と吉武シェフの独創性を掛け合わせた至極のコースをご覧ください。

「とうもろこし」
アイス仕立てで。黄、紫、白のとうもろこしが目にも楽しい。

「ビーツ 鯵 いくら」
3つのアミューズ。アボカドといくらで作った逸品はまるで宝石のような美しさ。柚子の風味が複数の食材を調和に導きます。

「鰹」
藁焼きの鰹に野菜のラビゴットソース。茄子は焼いて、大葉はオイルで、オクラやインゲンは炭焼きで。様々な野菜のテクスチャーが楽める一皿。

「サーモン トマト メロン」
もはやスイーツのような可愛らしさ。トマトやメロンの風味をソースに燻製したサーモンをいただきます。

「槍烏賊」
ししとうのフリットの上に、糸島の槍烏賊、スペインの生ハムと重ねます。

「鮎 フォアグラ」
揚げ物とフォアグラという強力コンビながら、鮎のリエットやズッキーニのソースが軽い印象を演出しております。

「アオナ」
品の良い白身の魚。ブイヤベースのスープの中には、貝や烏賊などの具材も参加しております。

「仔羊」
薪焼きしたニュージーランド産の仔羊。一緒に提供されたチョリソーのようなスパイスの効いたソーセージも美味。付け合わせのトマトも2時間ローストするなど手抜きがない。その結果なのか、超絶な甘さを手に入れております。

「桃 赤しそ」
糸島の赤しそと桃のコンポート。見た目にも美しい。

「パッションフルーツ マンゴー」

「ミニャルディーズ」

Restaurant Sola
092-409-0830
福岡県福岡市博多区築港本町13-6 べイサイドプレイス博多C館 2F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400102/40050652/

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