吉田うどんの原型を作った店！？@桜井うどん

吉田うどんをご存知ですか？

吉田さんの作ったうどんではなく、山梨県の富士吉田市発祥の郷土料理でございます。西東京と埼玉の武蔵野うどんなんかも同様ですが、稲作が不向きなところでは、往々にして蕎麦やうどんの文化が発展するというもの。その特徴は、日本一硬いと称されるほどの強いコシがあると言われております。なんでも、女性達は機織や養蚕で忙しかったので、強い力の男達が炊事を担当したからなんて言われているそう。女性のみなさん、家事意識の強い山梨男子は狙い目かもしれませんよ？笑

すいません、脱線しました。。。笑

今回はそんな吉田うどんのご当地までやってきております。まずは、吉田うどんの原型を築いたなんて呼ばれる『桜井うどん』へ。壁に大量に飾られた芸能人のサインなどからは、同店の人気が窺えます。

メニューは超絶シンプルで、「あったかいの」か「つめたいの」の２種類。トッピングもまたシンプルで、うどんの上にキャベツ、汁の中に油揚げが浮いているだけなのです。ちなみに、このキャベツを乗せるというアプローチこそが桜井うどんの発明なのだそうだ。うどん自体はやはり武蔵野うどんのように、なかなかのコシというか噛みごたえ。その延長線上には、甘味すら感じるほどの小麦の風味が待っております。

これに合わせる出汁はというと、醤油ベースのシンプルなもの。味噌との組み合わせだそうだが、存在感は醤油が際立つ。むしろ、椎茸由来のグアニル酸的な旨味を感じたのは気のせいか。シンプルながらも癖になる、その秘密もこのあたりにありそうです。

ちなみに、こっちは「あったかいの」。

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桜井うどん
0555-22-2797
山梨県富士吉田市下吉田5-1-33
https://tabelog.com/yamanashi/A1903/A190301/19000357/