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2021.04.28 昼

スペシャリテはとろけるラヴィオリ!?@リストランテ カシーナ カナミッラ

イタリアン・ピザ

渋谷・恵比寿・代官山

10000円〜29999円

★★★★☆

目黒川沿いにあるイタリアン『リストランテ カシーナ カナミッラ (Ristorante Cascina Canamilla )』へ。

2階のフロアから望む景色は、桜の季節を絶景を想像させます。きっとその時期などは予約が余計に難しいのでしょう。ま、花より団子のミトミえもんにとっては些細な事ですが。笑 シェフを務める岡野氏は、本場の星付きでも腕を磨いたという実力派。それでは、メインを宮崎県の尾崎牛に据えたディナーコースをいただいていきましょう。

まずはスナックのおつまみセット。ゆかり、胡麻、クミンなど様々な角度から味覚を刺激。そして、酸味で味覚を起こすのは常套手段だが、ルバーブのジャムに使っているのが面白い。そこに、リコッタチーズやモルタデッラのムースを重ねるのだから、スターターとしてワインへの誘導は完璧です。ただ、ワインは飲めないのだけど。うらめしや、緊急事態宣言。

コース前の最後のアイテムは、ブロッコリーのクロケッタ。

ニンニクとオリーブオイルでくたくたになったブロッコリーは、野菜なのにしっかりしたインパクトあり。鰆やサザエなんかも中身を形成しており、これはかなりお気に入りの一品でした。

メニューに記載があるのはここから。

「先付2品」

1つ目は、磯の香りを纏ったグリーンアスパラガスのオーブン焼き。磯の香りを作るのは、青海苔や鰯のパウダー。やはり野菜なのに、しっかりとした味わいに。ソースにはモッツァレラとブラッドオレンジのソース。後者は冷たいシャーベット状になっており、温冷のギャップを楽しませていただきました。

2つ目は、フォアグラとマンゴーの料理。前菜に使うのは重たい食材だが、テリーヌを削ることでソースのような役割に。ライムをきたせた酸味の泡が爽やかな味わいを作るなど、完全にサラダとして顔つきをしております。

「パスタ2品」

1つ目は、スペシャリテである「アニョロッティ・ダル・プリン」。いわゆるラヴィオリのような詰め物パスタで、中身にはたっぷりの肉と野菜が包まれる。肉と野菜はペースト状になっているのでとろけるような食感。ついでにパスタも極上の柔らかさで、歯の必要性を感じません。野菜はなんと15種類、熟成のチーズの風味なども加わり、小さい体にたっぷりの旨味。ちょっとジャンクなきらいもあるが、それはもはや魅力の1つと言っていいでしょう。

2つ目は、シェフオススメの「パッケリ」。ナポリの定番である分厚い筒状パスタで、もちもちとした食感そのものが特徴の1つ。これに合わせるソースが面白い。ジュノベーゼなのだが、実は同じイタリアでもナポリとジェノヴァでは全く違う。後者は我々にも馴染みの深いバジルソースですが、前者では玉ねぎと牛肉の煮込みソースを指します。このユニークネスを利用して、ナポリのジェノヴァのジュノベーゼがコラボしております。

「メインディッシュ」
宮崎県産の尾崎牛フィレ肉の炭火焼き。肉自身の持つ上質な脂も魅力的だが、あえて評価したいのはソース。肉を煮詰めて作ったソースにつき、その相性に疑いようがない。というか、ただ単純に美味い。

「デザート」
アマレーナチェリーとチョコチップのセミフレッド。ヨーグルトのエスプーマとキノットのジェラティーナ。

ご馳走様でした!

リストランテ カシーナ カナミッラ
03-3715-4040
東京都目黒区青葉台1-23-3 青葉台東和ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131701/13020531/

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