亜寿加時代からパワーアップ！@排骨担々 五ノ井

排骨担々麺の店といえば多店舗展開の「はしご」や閉店した渋谷の「亜寿加」などが有名。後者は2018年に半世紀に及んだ歴史ある店だったが惜しまれつつ閉店。だが、この遺伝子は神保町に場所を変えて受け継がれております。それが今回の目的地、排骨担々麺の店『五ノ井』でございます。正式には、受け継いだというよりも、亜寿加そのものがここに場所を変えたといった方がいいのかも。何を隠そう、親子二代で亜寿加の料理長を務めた店主の独立店なのです。ちなみに、屋号は店主のお名前から。

排骨担々麺、1050円也。

結論から言いましょう、亜寿加時代によりも間違いなく美味しくなっております。主役である排骨は、インパクトのある圧倒的な味わい。タレにしっかりと漬け込んだのか、豚肩ロースの下味の強さがインパクトを下支えしております。肉肉しい食感と味わいは、これだけで白飯を食べたい衝動に駆られます。スープの出汁感は弱い第一印象だったが、たっぷりのスパイスがこれを余裕でカバーしていきます。排骨の油の風味や胡麻の香りもその一助に。これだけのスープやこれだけの排骨の前にあって、適度な硬度の麺も相性がいい。50年の歴史に終止符を打った亜寿加、次の50年の歴史を刻んでいくのは五ノ井だ！

排骨担々 五ノ井
03-3259-0125
東京都千代田区神田猿楽町1-3-6 HARAビル1F
https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13225383/