世田谷カレーの母の味。@とんがらし

世田谷カレーの母といえばこの人、三軒茶屋にあるカレーショップ『とんがらし』のキヨさんだ。

国道の２４６の通りから少し中へ、白い壁と外まで香たつカレーの匂いが目印でございます。迎えてくれるのは冒頭のキヨさん、カウンターのみの狭い店内にぴったりな可愛らしさの持ち主です。創業から２５年、齢８０を超えるおばあちゃんのキャラクターこそが店の最大の売りでございます。メニューはいくつかありますが、「豚バラ軟骨カレー」を必ずリコメンドしてくれるのも微笑ましい。

８時間もかけて煮込んだという豚バラ肉、その手間隙に応えるような柔らかなアウトプット。寒天のようなものが浮かんでおりますが、この正体はコラーゲン。上質なタンパク質は体に良ければ、舌にもしっかり旨味を残します。基本となる味わいはスパイスが決定づけておりますが、トマトの酸味やほうれん草の風味も積極的に参加しております。カレーというよりスープといった方がしっくり来るような優しさを兼ね備えております。

これに合わせるのはサフランライス。黄色いライスはラグビーボールのように可愛く盛り付けられております。その横に陣を敷くのは、キヨさん自慢のハナラビラタケ。こちらにも栄養素がたっぷり含まれているそうですが、加えてその塩気が食欲を刺激してまいります。

デザートを務めるのはオーギョーチ。台湾で好んで食べられますが、美の秘訣としても知られるそうです。コラーゲン、ハナビラタケ、オーギョーチ、キヨさんが元気で可愛らしい理由がわかったような気がします。ご馳走様でした！

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とんがらし
03-3487-1401
東京都世田谷区三軒茶屋1-41-12
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13012653/