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2021.01.31 昼

魚介中心のフュージョンレストラン。握りゾットが面白い!@かわ村

イタリアン・ピザ

名古屋市

10000円〜29999円

★★★★☆

名古屋市千種区の猫洞通にあるレストラン『かわ村』へ。


ジャンルはいわゆるイノベーティブフュージョン、イタリアンをベースに日本料理のエッセンスを加えております。特に魚介の存在感が強いが、なんでもシェフのご実家では漁業を営んでいたそうです。印象的だったのは、イタリアンの解釈で提供する日本が誇る寿司文化。「握りゾット」と名付けられたメニューが2つ。1つは、白バルサミコ酢で作ったシャリに、甘味の強い牡蠣がネタを務め、生胡椒がアクセントになります。

ベースをリゾットに置いているので、素材に無理が全くない。そして、ほろりと解ける寿司のメリットもきっちり活きております。もう1つのネタは目梶木。サラッとした魚の脂に、バルサミコや洋酒で漬け込んだというイクラがソースを務めます。

全体的にポーションが小さく、様々な魚介の様々なアプローチが楽しめるのも嬉しい。1つ1つご紹介していきましょう。

「平目」スターターを務める一品。赤胡椒とイタリアの岩塩が空腹感を刺激します。


「細魚、数の子、大葉」数の子の塩気と食感、皮目の炙った風味、ソースを担う大葉のアクセントなど、細魚を支えます。


「白魚、大根」大根のニョッキに白魚のフリット。ニョッキというか大根餅のような食感。


「鰤、蕗、バルサミコ」熟成バルサミコの酸味と蕗がソースの役割。


「鰊、葱」熟成した鰊、焼き茄子の香ばしさ。小さいながらも様々な香りが躍動します。


「北寄貝と真鱈白子のフラン、空豆のソース」白子の出汁が旨味に満ちており、炙った北寄貝の食感などがこれを楽しませる時間を作ります。


「真鯛と牛蒡の自家製パスタ・タリオリーニ」鯛出汁、貝出汁を含んだクリームソースがタリオリーニにきっちり絡む!木の芽のアクセントが重要な役割。


「帆立貝と筍を包んだ柳鰈のインボルティーニ風、アグロドルチェソースと唐墨」インボルティーニとは巻くの意。筍と帆立のミンチが柳鰈で包まれます。


「黒毛和牛いちぼ肉のタリアータ、奈良漬けと麹のマデラソース、和がらしのソースのアクセント」唯一の肉料理。このタイミング、小さなポーションは助かります。酸味と甘味たっぷりのソースが小さいことを忘れさせます。


「オレンジのカタラーナとフロマージュブランのジェラート」

かわ村
052-781-8222
愛知県名古屋市千種区猫洞通4-34 ベルグレイKI 1F
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230107/23002877/

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