2020.09.08 夜 ボニュの新形態、リニュ登場。@リニュ 焼肉・肉料理 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★★☆ あらゆる料理に精通したボニュの来栖けい氏が手がけるレストラン『リニュ(Li.nu)』が西麻布に登場。ボニュの由来は”母乳”、母乳と同じように人工的なものではなく自然のままに素材自体の味を提供することがコンセプト。だからこそ、料理のアプローチはものすごくシンプルで素材の味わいを引き出す。一方のリニュは離乳食の”離乳”が由来。人間が味わう初めての”料理”という意味が込められているのか。母乳から離乳へ、やはり人間の本質を追いかける来栖氏らしいネーミングです。それに呼応するように、料理はやはりシンプルで素材の原点を追いかけるようなアプローチは健在です。 1つ1つ料理のご紹介をしていきましょう!「Salada」〜40種類の野菜〜1日30種類の食品を食べるべしなんて話があったが、軽々とクリアする40種類。しかも野菜オンリーで。ソテー、ソルベなど、温冷の温度差を作り上げることで奥行きを作ります。 これが、40種類もの野菜を飽きることなく食べさせる仕掛け。アーモンドのエスプーマやレモンのオイルなどの援護射撃も忘れない。こんなサラダなら、毎日野菜をたくさん食べれるのだけど。笑 「Pasta」〜桃〜季節の桃にトマトを合わせたパスタ。丸いシルエットが印象的で、盛り付けからセンスがにじみ出ております。 ここだけの話、店を預かる藤岡さんが美人すぎて驚きますが、味はもちろんこと彼女のように美しさが感じられるパスタに仕上がっております。「Soup」〜大浜みやこ〜北海道のブランド南瓜である大浜みやこのスープ。甘味が均一になるために手作業で転がしながら育てたのだとか。 手間暇かけた素材に加えるのはちょっとの塩とガラムマサラのみ。塩は味わいを引き出し、スパイスが少しの刺激を作ります。これは美味。「Steam」〜奥久慈しゃも〜こちらも塩のみで調味したという奥久慈のしゃも。漢字で”軍鶏”と書くように、力強い鶏でその食感と旨味に定評があります。きっとその中にあって最上級のものなのでしょう、咀嚼のたびに旨味が口の中に余韻を残していきます。 ちなみに、それだけ贅沢な一羽をソースにて丸ごと使用しているそう。ここに蕎麦の実と芽を合わせて味わいにアクセントを作っております。「Steak」〜リニュ焼き(100分焼き)いぶさな牛マルシン〜リニュ焼きと名付けられた一品は火入れになんと100分を要するそう!90分くらいのタイミングで失敗したら立ち直れないですね。笑 フライパンのみの火入れで、表面はカリカリに仕上がります。 これに包まれた肉は咀嚼時にのみジューシーな表情を見せる恥ずかしがり屋なやつ。噛めば噛むほど旨味が口の中に溜まっていきます。「Dessert①」〜シャインマスカット〜純米大吟醸のシャーベットと合わせたシャインマスカット。 「Dessert②」〜プリン、ミルク〜母乳から離れた離乳後なのに、最後はミルクで締めてくれました。赤ちゃん返りしてしまった子供達にも安心ですね。笑 — リニュhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13250318/