2020.06.14 夜 フレンチ焼鳥って何だ!?@Shaji 焼鳥・焼きとん 六本木・麻布・広尾 10000円〜29999円 ★★★☆☆ 麻布十番にある焼鳥店『Shaji』、看板にはフレンチ焼鳥とワインと書かれます。フランスワインと焼鳥ではなくフレンチ焼鳥とワイン。これこそが人気焼鳥店の秘密でございます。焼鳥といえば当然串焼きがメインになるが、コースの構成の中で串焼きは数本程度。しかも、フレンチさながらの料理が展開されていきます。 ちなみに、串はササミとレバーが提供されますが、味付けは完全にフランス的。前者にはタスマニアンマスタード、後者には赤ワインのソースが合わせられます。 鶏肉はフレンチでも多様されるのだから、決して気を衒ったアウトプットではありません。フランス人が焼鳥を作るならきっとこのアプローチになるでしょう。フランス焼鳥と言って違和感はありません。 その他のコースは、もはや焼鳥屋ではなくフレンチの方がイメージが強い。そのフランスを感じさせる料理の中に、どこか必ず和や焼鳥のエッセンスを入れる演出が見られます。全体的におしゃれなアウトプットで、デートなどにはお誂え向き。当然、日本酒や焼酎よりもワインとの相性の方がいい印象です。ぜひ、フレンチ焼鳥とワインをお楽しみください。料理をいくつかご紹介。「前菜盛り合わせ」ピンチョス方式の前菜の盛り合わせ。そば粉で作ったパンケーキにキャビア、鱸のカルパッチョ、カプレーゼなど、一口サイズの前菜の盛り合わせ。ピンチョスはフランスではなく、スペインの食文化ですが、細かいところは気にせず。 「野菜の炭火焼」ホワイトアスパラとカリフローレ。カリフローレとは、日本で改良したカリフラワーのこと。西洋野菜の日本版、フレンチ焼鳥と逆のアプローチですね。焼鳥の魅力の炭を上手に活かした一品。 「フォアグラの肉じゃが」フォアグラも焼鳥店では定番の1つ。フランス食材に軸を置きながらもどこか焼鳥のエッセンスを残しておきます。しかも、肉じゃがという家庭料理のアウトプットが好感度が高い。 「トリュフの炊き込みご飯」名物の1つ。フレンチで愛されるトリュフを和のエッセンスで提供。コンセプトにブレがありませんね! — Shaji050-5868-1564東京都港区麻布十番1-5-11 紅梅ビル1Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13109775/