2020.05.27 夜 最大の魅力は大将のお人柄!@鮨 むらやま 寿司 銀座・新橋・有楽町 10000円〜29999円 ★★★★☆ 名店で修行し、名店を作る。このサイクルはもうしばらく続きそうです。ミシュランの三つ星寿司店で修行し、昨年の4月に銀座で独立した村山氏のお店『鮨むらやま』へ。お客さんには常連が多いというが、一見さんへも分け隔てなく接客する姿は好感度が高い。客との距離だけでなく、お弟子さん達との距離感も見ていてとても気持ちがいいもの。この大将の人柄そのものが一番の魅力といっていいでしょう。 おまかせ一本のコースにあって、特徴的なのはつまみの味の強さ。つまみはつまみらしく、きっちり酒飲み向けの設計になっております。「蛸の柔らか煮」では漬け感の強さが際立ち、 「渡り蟹の茶碗蒸し」には内子の餡を重ね、 「真子鰈」にはこのこを重ねるといった具合。酢橘などでバランスをとることも忘れません。 そして、つまみのメインディッシュはやはり鮑の存在。 出汁でのばした肝ソースの味わいがたまりません。待ってましたと言わんばかりに、残った肝ソースはシャリに合わせます。ちなみに、このシャリは出来立てで酸がかなり立って、これもまた酒との相性に貢献しております。 その他のつまみ。「鰯の海苔巻き」「牡丹海老」「金目鯛と賀茂茄子の揚げ出し」「馬糞雲丹、つぶ貝、蓴菜」ここから握り。鮑のときに登場したシャリが、酸が馴染んでマイルドな印象に。ネタを主役を押し上げるような印象です。ネタのレベル的にはマグロが秀逸。どん! どん! どん! どん! きっと素晴らしい仕入れにも恵まれているのでしょう。ご馳走様でした。その他、握りのライナップ。「アオリイカ」 「春子鯛」 「小肌」 「鯵」 「トリガイ」 「雲丹」 「車海老」 「穴子」 「玉子」 — 鮨 むらやま03-6263-8295東京都中央区銀座7-6-2 銀座門ビル 5Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13236042/