2020.01.22 夜 移転後の初訪問、天婦羅の『たきや』へ。@たきや 天ぷら 六本木・麻布・広尾 30000円〜49999円 ★★★★★ 移転後の初訪問、天婦羅の『たきや』へ。2018年6月に移転だったというのだから、少なくとも一年半以上も空白があったということか。これだけ空いたぶん、きっとその変化を如実に感じられることでしょう。まだまだ新しさの匂いがする店内は明らかに広くなったが、席数は1つしか増えていないとか。つまり以前よりもゆったりと居心地のいい空間になっております。カウンターの中央には千住氏の滝の絵が飾られております。ちなみに、”たきや”の由来は”多喜屋”からなので、滝ではありませんよ。笑 日本料理の出身らしい料理がスターターを務める。唐墨と丸く形を整えた大根、みぞれと和えたいくら、甘海老の昆布締めの上に海鼠腸、5日も寝かせて旨味を引き出した河豚と白子のソース、ねっとりと濃厚な鮟肝などなど、例外なくお酒と相性のいい冬の食材達が並びます。天婦羅への助走として十分すぎる仕事をこなしてくれます。 たきやの天婦羅は軽さが特徴的だが、以前にも増して軽やかな印象。全体の量は少なくはないが、全く胃もたれをさせないのは流石の一言。天ぷらの油の風味を武器にして食べさせるのも嫌いではないが、たきやの場合は素材の味わいが優先される。足りない部分があれば、蟹味噌だったり、雲丹を乗せたり、大葉の風味だったり、餡だったりで補完しているのです。 他にも、我々の元には塩と出汁が用意されているが、その塩の1つまで計算されています。粗塩のものを採用しているが、衣に塩を吸わせ過ぎないためだ。素材の味わいを大切にしていることがこんなところからも伝わってきますね。 スペシャリテとも言えるシャトーブリアンも健在。肉の脂も適度で、肉自体の味わいがきっちり余韻で残るよう計算しております。 個人的に一番気に入ったのは「サツマイモ」の天婦羅。正直な話、サツマイモの天婦羅は往々にしてパサついている場合が多いが、たきやの場合はねっとりとした食感。明らかに仕事の様子が見て取れます。事前に蒸しあげ冷やして、そのまま包丁をいれる。この食感を実現するためにひと手間もふた手間も手がかけられております。 移転して変わったものと変わらないもの、その全てが”多”きな”喜”こびを生むものでございました。ご馳走様です。 ラインナップはこちら。 「海老」 「海老頭」 「銀杏」 「蟹」蟹味噌をソースに。 「鱚」 「平貝の海苔巻き」雲丹をソースに。 「蓮根」 「鰆」 「椎茸」干し椎茸と生椎茸の美味しいとこどり! 「白子」聖護院かぶらの餡をソースに。 「松葉蟹、トマト、キャビア」口直し 「海老」再び 「河豚の天ばら」たっぷりの唐墨をソースに。 「河豚椀」 「苺」 「わらび餅」 — 1回目の訪問「えっ、シャトーブリアンの天ぷら!?@たきや」https://blog.33inc.jp/2017/03/06/24843/ たきや03-6804-1732東京都港区麻布十番2-8-6 ラベイユ麻布十番 2Fhttps://tabelog.com/tokyo/A1307/A130702/13185763/